黒沢清監督の海外進出作品、トロント映画祭正式出品&ワールドプレミア決定!
2016年7月27日 19:30

[映画.com ニュース]黒沢清監督の海外進出作品「ダゲレオタイプの女」が、9月8日から開催される第41回トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門に正式出品され、ワールドプレミア上映を行うことが決定した。黒沢監督をはじめ主演のタハール・ラヒム、共演のコンスタンス・ルソーらが参加する。
オール外国人キャスト、全編フランス語で撮りあげた今作が正式上映されるスペシャル・プレゼンテーション部門は、世界を代表する監督の作品を集めた部門。昨年は、第88回アカデミー賞作品賞&脚本賞受賞の「スポットライト 世紀のスクープ」、同アカデミー賞主演女優賞受賞の「ルーム」、同アカデミー賞外国語映画賞受賞の「サウルの息子」など、その年を席巻した作品が上映された。
黒沢監督は、「日本人の撮ったフランス映画が、カナダのトロントでプレミア上映される、何と痛快なことでしょう。 映画はこうして、いとも簡単に国境を越えて行くんですね」と喜びのコメントを寄せている。
映画は、世界最初の写真撮影法「ダゲレオタイプ」を用いて肖像写真を撮影するカメラマンの家に隠された、秘密と愛を描くホラーラブストーリー。職を探していたジャン(ラヒム)は、ひょんなことから写真家ステファンの弟子として働き始める。ステファンの家では、娘のマリー(ルソー)が被写体の役目を果たすため、長時間にわたり拘束器具に固定されていた。
同映画祭のアーティスティック・ディレクターのキャメロン・ベイリー氏は、今作に「なんて愛おしい映画なんだ! 美しく、考え抜かれている。 ジャンル映画であり、映画の歴史への讃歌であり、そしてまぎれもない黒沢清作品だ」と惜しみない称賛を送っている。
「ダゲレオタイプの女」は、10月15日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国で公開。
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