名女優ヘレン・ミレンも恋をしたブライアン・クランストンの演技!「トランボ」特別映像公開
2016年7月15日 14:00
[映画.com ニュース] ハリウッドから弾圧を受けながらも本名を隠して「ローマの休日」の脚本や「黒い牡牛」の原作を手がけ、オスカーを2度受賞した脚本家、故ダルトン・トランボさんの波乱に満ちた生涯を描いた「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」の新たな特別映像が、公開された。トランボさんになりきり、第88回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたブライアン・クランストンの仕事ぶりに迫っている。
舞台は、第2次世界大戦後、赤狩り(政府が共産党員および支持者を追放すること)が猛威をふるうアメリカ。労働問題に取り組む売れっ子脚本家トランボは議会での証言を拒んだことから投獄され、ハリウッドのキャリアを絶たれてしまう。トランボは逆境にめげず、偽名を使って次々と優れた脚本を世に送り出し、再起への道を踏み出していく。
ジェイ・ローチ監督は、テレビシリーズ「ブレイキング・バッド」でブレイクしたクランストンを起用した理由として「トランボは売れっ子脚本家で、政治的信念のためブラックリスト入りになった。トランボは政治的に矛盾を抱えていて、演じるのが難しい。だがブライアン・クランストンなら、彼の激しさや愉快さを表現できると思った」と語る。トランボの“敵役”である映画コラムニスト・ヘッダ・ホッパーとの丁々発止のやり取りも作品の見どころの1つだが、ホッパー役のヘレン・ミレンもクランストンの演技力を称え「役者はお互いに、相手の演技力に恋することがある。ブライアンの演技がそうよ」と評している。
暗い時代を不屈の精神と自らの文才で駆け抜けたトランボを演じきったクランストンは「まずは彼の外見をまねた。外見が似るにつれ、本質に近づく気がしたよ。撮影は楽しかった」と振り返り、「映画史にも残る作品だ。権利のために闘うことの大切さを教える」と仕上がりに自信を見せている。
映像には本編映像も多数盛り込まれており、スタジオの重役に「雇っている間は2度とこんなもの(新聞記事)は見たくない」と政治活動を禁止されたトランボが「ご安心を。読まなければいい」とウィットに富んだ返事でやりこめる姿や、自身と同じく干された脚本家仲間を「ヤツらを倒せる。私のやり方なら勝てる」と猛説得する熱血漢の一面を切り取っている。
「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」は、ダイアン・レイン、エル・ファニング、ジョン・グッドマンら演技派キャストが脇を固める。7月22日から全国公開。
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