松雪泰子主演「古都」特報公開! エンディング曲は新山詩織が歌う「糸」に決定
2016年7月5日 22:00
[映画.com ニュース] 女優の松雪泰子主演で、橋本愛、成海璃子が共演する映画「古都」の特報が、このほど公開された。あわせて、中島みゆき作詞・作曲のエンディング曲「糸」を、若手シンガーソングライターの新山詩織が歌っていることがわかった。
過去に2度(63年と80年)映画化された川端康成の同名小説を、新鋭Yuki Saito監督の脚本・メガホンで現代版として映画化したもの。原作では描かれなかった、大人になった主人公たちに焦点を当て、生き別れた双子の姉妹のその後を描く。松雪が伝統の継承に人生を捧げる呉服屋の姉・佐田千重子と北山杉の里で働く妹・中田苗子の1人2役に挑戦し、橋本が千重子の娘・舞、成海が苗子の娘・結衣に扮している。
特報では、新山のやわらかな歌声にのせて、千重子と苗子を演じ分ける松雪や、着物姿で日本舞踊を舞う橋本の姿が収められているほか、優しくほほ笑む奥田瑛二や伊原剛志の姿を確認することができる。今回の抜擢に新山は、「本当に光栄です。今を精一杯紡ぎながら生きる人たちに、この『糸』という楽曲が寄り添ってくれるのではないかと思っています」とコメントを寄せる。Saito監督は、伝統を次世代へどう継承するかをテーマにした今作を表現するにあたり、「若いシンガーに歌って頂きたいと思い、新山詩織さんの繊細で切なくも、未来に希望を感じる優しい声に一耳惚れ」したとオファーの経緯を明かしている。
「古都」にはほか、蒼れいな、蒼あんな、葉山奨之、栗塚旭らが出演している。11月26日から京都で先行上映され、12月3日から全国で公開。
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