蒼井優主演「アズミ・ハルコは行方不明」に高畑充希、太賀、葉山奨之、加瀬亮ら出演
2016年7月4日 05:00
山内マリコ氏が2013年に発表した同名小説を、「アフロ田中」「私たちのハァハァ」といった話題作を手がけてきた松居大悟監督のメガホンで映画化。国道沿いの寂れた町から、ある日突然、独身OLのアズミハルコ(蒼井)が姿を消し、捜索願のポスターが街中に張り出されるが、そのポスターをモチーフにしたグラフィティアートが何者かにより拡散されていく。ハルコの失踪前と失踪後、ふたつの時間軸を交錯させながら、現代社会に生きる女性の姿を描き出す。
新たに出演が明らかにされたキャストのうち、高畑、太賀、葉山の3人は、街中にグラフィティアートをばらまく若者集団を演じる。NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」や大ヒット中の主演作「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」などで話題の高畑は、太賀が扮する中学時代の同級生に好意を寄せ、彼に好かれたい一心でグラフィティアートを広める活動に参加する20歳のギャル、アイナ役を務めている。
高畑は「都内の魚料理屋さんで、この役やって欲しいんだけど、と松居監督に口説いてもらったこのアイナという役。到底私の手には負えなさそうな、幼さと足りなさと爆発力を持った、でも守ってあげたくなるような。どんな風にお近づきになればいいか分からない女の子でした」とオファーを受けた際の心境を述懐。それだけに、撮影中も大いに悩んだというが、「松居監督が同じ目線で一緒に悩んで走ってくれたことや、大好きな蒼井優さんが寄り添って守ってくれたこと、年齢の若いチームのパワーに引っ張られて、なんとか乗り切れました」と今は胸をなで下ろしている。
加瀬が不可思議な事件が続く町の交番の巡査を演じ、菊池亜希子、芹奈、落合モトキ、山田真歩らが共演していることも明らかになった。豪華キャストとの撮影を終えた主演の蒼井からは、「30歳という伏し目を迎えるこの年に、同い年の映画監督、松居大悟さんに出会い、彼の頭の中にあるもの、やりたいと思っていることを信じる仲間たちと全力を尽くして撮影期間を駆け抜けました」とコメントが寄せられている。
12月、新宿武蔵野館ほかで全国公開。7月16日~8月19日に新宿シネマカリテで開催の特集上映「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」では、クロージング作品として上映される。
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