「二ツ星の料理人」劇中衣装を着たコウケンテツ、「ブラッドリー・クーパーのにおいがする!」
2016年6月2日 14:00

[映画.com ニュース] 「アメリカン・スナイパー」(2014)のブラッドリー・クーパーが天才シェフを演じた「二ツ星の料理人」のトークイベント付き試写会が6月1日、都内で開催され、料理研究家のコウケンテツ氏とレストランジャーナリストの犬養裕美子氏が参加した。
あるトラブルでパリの一流レストランを追い出されたワケありの2つ星シェフ・アダム(クーパー)が、友人が切り盛りするレストランに転がり込んでシェフとして再出発し、様々なトラブルに見舞われながらも3つ星獲得を目指して奮闘するさまを描く。
コウ氏は、クーパーが実際に着用した劇中衣装を身に着けて登場。「今しがたアメリカから届いたばかりなんですよ。ブラッドリーのにおいがする」と興奮気味に語り、会場を笑いに包んだ。「ちゅう房はドラマが生まれる場所。ちゅう房の躍動感を視覚的にも楽しめるし、個性的なシェフたちの人間模様がどのように終息に向かうのかが見どころです」と語った。
完璧主義のアダムは、ちゅう房の内外で周囲に当たり散らすエキセントリックな人物だが、コウ氏は「シェフってろくでもない人間が多い(笑)。ちゅう房は非日常な場所ですから、こういう方はいらっしゃる。怖い人が多いんです。格好いいとは思うんですが、僕はアシスタントに怒られることが多い。“人の話を聞く”ということを心がけています。彼(アダム)に1番足りないところですね」と自身の信条を交えてアダムとの違いを考察する。
一方の犬養氏は「非常にリアル。(料理人の中には)女性にも容赦ない方はいらっしゃいますが、それは1秒とか1度とか、ギリギリの世界で生きているから。アダムが『待ち焦がれるような料理を作りたい』と言った時の表情を見てほしい。この人の作る料理を食べたい、どんなものを作るんだろうと思いました。そのときに、(皆さんの)お腹が鳴るのでは」と作品の魅力を茶目っ気たっぷりに語る。「アメリカン・スナイパー」でクーパーと夫婦役を演じたシエナ・ミラー扮する女性シェフ・エレーナを挙げて「女性の活躍も見逃せない。動いている人すべてがレストランそのものなので、隅々まで楽しんで」と呼びかけた。
「二ツ星の料理人」は、オマール・シー、ダニエル・ブリュール、アリシア・ビカンダー、ユマ・サーマン、エマ・トンプソンといった多彩なキャストが脇を固める。「8月の家族たち」(13)のジョン・ウェルズ監督がメガホンをとった。6月11日から全国公開。
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