山田孝之主演「闇金ウシジマくん」完結！ドラマ第3弾＆映画を2本連続公開

2016年5月9日 08:00

［映画.com ニュース］　山田孝之の主演で真鍋昌平氏による人気コミックを映像化した「闇金ウシジマくん」の続編が製作されていることがわかった。7月にドラマ版のシーズン3が放送され、今秋に映画「闇金ウシジマくん Part3」、完結編にあたる「闇金ウシジマくんザ・ファイナル」が連続公開。ドラマでは、“原作史上最も危険”とされるエピソード「洗脳くん編」を描く。

原作は債務者の転落劇や容赦ない描写が人気を博し、ハードな内容ながら累計発行部数1000万部を突破。困窮する客に超暴利で金を貸し付け、返済が滞る債務者は徹底的に追い込んで回収する闇金業者「カウカウファイナンス」の社長・ウシジマが主人公だ。2010年に深夜ドラマ化され、これまでにドラマシーズン2、映画「闇金ウシジマくん」「闇金ウシジマくん Part2」などが製作された。

シーズン1から6年、ついに完結する同シリーズ。主演の山田は「テレビドラマのシーズン1から始まり、スピンオフ作品を含めると10作品も『闇金ウシジマくん』を映像化させて頂きました」と振り返り、「この作品で生きるために考えるべき多くの物事を知り、そして提示できたと思っています。これからも『闇金ウシジマくん』が皆さんの人生に必要な作品であり続けることを信じています」とコメントを寄せている。

シーズン3では、女性向け雑誌の編集者・上原まゆみが、偶然出会った神堂という男に洗脳され、暴力と束縛により精神を破壊されていく姿に迫る。モデル、女優として活躍する元「AKB48」の光宗薫がまゆみ役を体当たりで演じ、変幻自在の若手実力派・中村倫也が甘い言葉で女性を支配する神堂役に扮する。ほか佐々木心音、本多力、久松郁実、今野鮎莉、小瀬田麻由らが共演している。

企画・プロデュースも手がける山口雅俊監督は、「『シーズン3』では原作で絶対タブー、絶対実写化不可能、絶対やめとけと言われたエピソードに取り組み、ドラマシリーズとしてひとつの到達点に達することができました」と自信をみなぎらせる。そして、「光宗薫さんの体当たりの演技を見れば、そこらへんのアイドル女優は逃げ出し、刺激に慣れたウシジマくんの原作やドラマや映画のファンも、ド肝を抜かれるでしょう」と太鼓判を押している。

またウシジマ役の山田をはじめ、ウシジマの幼なじみである情報屋・戌亥役の綾野剛、カウカウファイナンス社員・高田役の崎本大海、柄崎役のやべきょうすけといった“チーム・ウシジマ”の面々が再結集。映画「闇金ウシジマくん Part2」に登場した女闇金・犀原茜役の高橋メアリージュン、犀原の右腕・村井役のマキタスポーツもレギュラーキャストとして参加している。

ドラマ「闇金ウシジマくん」シーズン3は、7月からMBS・TBS系で放送開始。映画「闇金ウシジマくん Part3」「闇金ウシジマくんザ・ファイナル」は、今秋に全国で公開される。