覗き見するためにモーテルを買った男の実話、サム・メンデス監督が映画化
2016年4月26日 19:30

[映画.com ニュース] 米ドリームワークスとサム・メンデスが、米ニューヨーカー誌2016年4月11日号に掲載された、“ニュー・ジャーナリズムの父”ことゲイ・タリーズの記事「The Voyeur’s Motel」の映画化権を争奪戦の末に獲得した。
「The Voyeur’s Motel」は、自らの覗き趣味を満たすために、米コロラド州デンバー郊外のモーテルを購入した妻子ある男に関するルポルタージュ。男は、21室ある客室のうち、半数以上の天井に覗き穴を設け、30年にわたって宿泊客の行為(おもに性行為)を覗き見し、その詳細を記録していた。ちなみに、妻も夫の行動を知っており、協力していたという。
記事によれば、ジェラルド・フーズと名乗る男は1980年に初めてタリーズ宛てに手紙を書いて自らの行為を告白し、以来タリーズとコンタクトをとってきたが、最近になって長年の覗き見行為に関する記事の出版を許可したという。フーズは宿泊客の情事のみならず、殺人事件も目撃したことを告白しているが、客の個人情報を他言・公開したことはないと主張し、現在に至るまで逮捕などはされていない。当該モーテルも95年に売却されている。
米Deadlineによれば、本記事の映像化には複数のスタジオが興味を示し、争奪戦の末にドリームワークスとメンデスが推定100万ドル(約1億円)で獲得したという。タリーズはアメリカのセックス革命を題材にしたノンフィクション「汝の隣人の妻」を上梓しており、それがきっかけでフーズはタリーズに連絡を取ったことになる。
メンデスにとっては、大ヒット作「007 スカイフォール」「007 スペクター」に続く監督作となり、またドリームワークスとは、メンデスの監督デビュー作にしてアカデミー賞作品賞と監督賞を含む5部門を制した「アメリカン・ビューティー」(99)、「ロード・トゥ・パーディション」(2002)、「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」(08)以来のタッグとなる。
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