【全米映画ランキング】「ジャングル・ブック」がロケットスタート。豪華スター共演の「クリミナル」は6位に
2016年4月20日 14:30

[映画.com ニュース] 3本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、ディズニーの名作アニメを実写映画化した3Dアドベンチャー超大作「ジャングル・ブック」が約1億0360万ドルのオープニング興収を叩き出し、首位デビューを飾った。この成績は昨年の「ワイルド・スピード SKY MISSION」(約1億4700万ドル)に次ぐ4月歴代2位のOP興収で、「デッドプール」「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」に次ぐ、今年3本目となる興収1億ドルオーバーでのデビューとなった。
同作は、英作家ジョセフ・ラドヤード・キップリングによる短編小説を映画化した1967年公開の同名アニメを下敷きに、「アイアンマン」「カウボーイ&エイリアン」のジョン・ファブロー監督が実写とCGを組み合わせてリメイクした作品。ジャングルでオオカミに育てられた少年モウグリの成長と冒険が描かれる。批評家からは絶賛評が多く集まり、業界の予想を大きく上回るロケットスタートとなった。主人公の少年モウグリを演じたのは12歳の新星ニール・セディ。その他、ビル・マーレイ、クリストファー・ウォーケン、イドリス・エルバ、スカーレット・ヨハンソン、ベン・キングズレーら豪華スターが動物のボイスキャストを務めている。
オープニング興収約2000万ドルで2位デビューとなったのはアイス・キューブ製作・主演のコメディシリーズ、12年ぶりの第3弾「Barbershop: The Next Cut」。シカゴで理髪店を営むカルビン(キューブ)が、ストリートギャングの暴走に悩む近隣住民を救うために立ち上がるという内容。レビューも上々で前2作に見劣りしないOP興収を記録、ブランクを感じさせないスタートとなった。共演にセドリック・ジ・エンターテイナー、レジーナ・ホール、アンソニー・アンダーソンにラッパーのコモン、イブ、ニッキー・ミナージュ。メガホンをとったのは「ベストマン」「最高の贈りもの」のマルコム・D・リー。
そして6位デビューとなったのはケビン・コスナー主演のアクションスリラー「クリミナル(原題)」。捜査中に死亡したCIAエージェントの記憶を移植された死刑囚(コスナー)が、任務を遂行するために戦う姿が描かれる。監督に「THE ICEMAN 氷の処刑人」のアリエル・ブロメン、共演にゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ、ガル・ギャドット、ライアン・レイノルズという豪華布陣だったが、レビュー、興行ともに厳しいスタートとなってしまった。
今週末は、「スノーホワイト」の続編となるアクションファンタジー「スノーホワイト 氷の王国」(クリス・へムズワース、シャーリーズ・セロン、エミリー・ブラント、ジェシカ・チャステイン共演)に、ケビン・スペイシー、マイケル・シャノン共演の歴史コメディ「Elvis & Nixon」が公開となる。
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