銃声は日常茶飯事、メキシコ危険地域出身の杉山セリナ「ボーダーライン」の“再現度”に太鼓判
2016年4月4日 19:30

[映画.com ニュース] 第88回アカデミー賞で撮影賞・作曲賞・音響編集賞の3部門にノミネートされたサスペンスアクション「ボーダーライン」の試写会イベントが4月4日、都内で行われ、タレントのデーブ・スペクターと、メキシコ人の父親と日本人の母親をもつタレントの杉山セリナが出席した。
メキシコの麻薬カルテルを壊滅させるため、特別チームに招集されたFBI捜査官ケイト(エミリー・ブラント)は、特別捜査官グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)と仲間のアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)と共に任務につくなかで、目的のためなら手段を選ばない麻薬捜査の過酷な現実を目の当たりにしていく。「ブレードランナー」(1982)の続編に抜てきされたドゥニ・ビルヌーブ監督(「プリズナーズ」「複製された男」)がメガホンをとった。
現在18歳の杉山は、幼少期をメキシコの危険地域で過ごし「銃声が聞こえるのは、日常茶飯事。(銃声が)聞こえたら、家の電気を消さないと危ないし、友だちのお父さんが警察官でも『実はマフィアとつながっている』なんてウワサも聞いて……」と当時の思い出を赤裸々に告白。「子どもだったから詳しいことはわからなかったが、『一体何が起こっているの? でも怖い』という現地の雰囲気が忠実に再現されていた」と映画が描くリアリティに太鼓判を押すと、スペクターも「恐ろし過ぎるね」と言葉を失っていた。
本作をはじめ、麻薬カルテルを描いた映画やドキュメンタリーが近年急増している背景について、スペクターは「最近も麻薬王のエル・チャポが脱走して話題になったが、とにかく麻薬の問題が身近なものになり過ぎている。イタチごっこが繰り返され、どうにもならない状況なのでは」と分析。米大統領選の“台風の目”であるドナルド・トランプ氏の公約を引き合いに「たとえメキシコ国境に壁を作っても、麻薬はヨーロッパやアジアにも流れるし、まるで意味がない。池上彰さんの番組を見て、勉強すべき」とジョーク交じりに批判していた。
「ボーダーライン」は、4月9日から全国公開。
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