上戸彩、「ズートピア」声優は「家族に自慢できる」
2016年3月24日 17:18

[映画.com ニュース]ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの長編最新作「ズートピア」の会見が3月24日、東京・六本木のリッツカールトン東京で行われ、来日中のバイロン・ハワード&リッチ・ムーア両監督、プロデューサーのクラーク・スペンサー、日本語吹き替え版声優を務める上戸彩、高橋茂雄(サバンナ)が出席した。
「塔の上のラプンツェル」のハワード監督と、「シュガー・ラッシュ」のムーア監督がタッグ。さまざまな動物たちが共存する理想都市ズートピアを舞台に、田舎ウサギの女の子ジュディが、立派な警察官になるため奮闘する姿を描いた。
逆境にもめげないジュディに声を吹き込む上戸は、15年6月~12月の産休から復帰後、初めて映画イベントに登場。用意されたニンジン型マイク片手に、オファー当時を「お話を頂いたのが昨年の夏ごろ。ちょうど新しい家族が増えたところ(8月に出産)だったので、家族に自慢できるというありがたい気持ちでした」と上機嫌に振り返った。
ディズニー作品の声優は、「マレフィセント」(2014)以来となる上戸。ハワード監督は「アニメは声が大変重要」と信条を語った上で、「コメディをはじめいろんな要素があり、さまざまな感情を込める必要があるので、上戸さんのような素晴らしい女優さんに幅広い演技をしてもらいました」と称賛した。さらに、上戸の顔がニンジン型マイクですっぽり隠れてしまうと、ムーア監督は「上戸さんは、お腹が空いているのですか?」とジョークを飛ばし場内を和ませた。
劇中の動物たちの習性や、それに適したハイテクな都市生活を創出するため、クリエイター陣は約1年半にわたり徹底リサーチ。ハワード監督は「アフリカ・ケニアの視察旅行中、我々のキャンプ近くに動物の水飲み場があり、ライオン、ガゼル、シマウマがとなり同士で水を飲んでいました」と説明し、「その時、捕食する動物と捕食される動物が共存する世界は、どういうものなのかと考えた」とイマジネーションの根源を明かした。
約700人のクリエイターが制作にあたっており、ムーア監督はある日本人アニメーターに言及。「サイトウ・チカさんという方がいます。彼女は日本の田舎出身。幼い頃から将来はディズニー・アニメーションで働きたいという夢を持っていましたが、ジュディと同じように周りは反対したそうです。しかしチカさんはあきらめず、アメリカに渡りアニメーターになりました。ジュディを地で行くような方がいるんです」と話していた。
「ズートピア」は現地時間3月4日に全米で封切られ、「アナと雪の女王」「ベイマックス」を超えるオープニング興行収入を記録。同国ランキングでは3週連続首位をキープし、全世界興収は6億ドル(約690億円)を突破した。4月23日から全国で公開。
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