【国内映画ランキング】「ドラえもん」V3、「僕だけがいない街」が2位、「ちはやふる」4位、「プリキュア」6位
2016年3月22日 19:40
[映画.com ニュース] 3月19~20日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。「映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生」が、春休みの新作を抑えて3週連続1位を獲得した。週末2日間の成績は、動員34万7137人、興収3億9992万9400円と3週目に入っても衰えず、春の人気定番アニメとしての強さを引き続き発揮し、累計興収は21日に20億円を突破した。
2位には、人気コミックを藤原竜也と有村架純共演で実写映画化したSFミステリー「僕だけがいない街」が初登場。全国329スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員16万9500人、興収2億2170万6200円を記録。原作ファンと共に藤原と有村のファンを中心に取り込んで、まずまずのスタートを切った。興収15億円が当面の目標となりそうだ。
新作では他に、こちらも人気コミックを広瀬すず主演で実写映画化した2部作の前編「ちはやふる 上の句」が初登場4位にランクイン。全国298スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員14万6299人、興収1億7901万8300円の成績。映画初主演の広瀬らが公開前に多くのメディアで露出したが、人気コミックの実写映画化対決は「僕だけがいない街」に軍配が上がった。「ちはやふる」は、興収10億円超が見込める出足となっている。
6位には、劇場版通算20作目となる「映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!」がランクイン。全国213スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員11万6015人、興収1億3350万8200円をあげた。この成績は、昨年3月に公開された前作「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪」の興収比102.4%と、前作を上回る好スタートを切った。
また、宗教団体「幸福の科学」総裁の大川隆法が製作総指揮と原作を手がけた「天使に“アイム・ファイン”」が、全国86スクリーンの公開規模ながら、オープニング2日間で動員4万2295人、興収5793万0300円を記録し、団体動員で9位に初登場した。
なお、トップ10入りはならなかったが、トム・フーパー監督、エディ・レッドメイン主演の伝記ドラマ「リリーのすべて」は全国67スクリーンで公開され、13位となっている。