引退した音楽家の愛と葛藤を描く感動作「グランドフィナーレ」予告完成
2016年2月18日 17:00

[映画.com ニュース] 世界の映画賞で42部門にノミネートされ13部門を受賞した、マイケル・ケイン主演のパオロ・ソレンティーノ監督作「グランドフィナーレ」の予告編が完成した。
映画は、現役を引退した音楽家が再び大舞台に立つまでの愛と葛藤を、第88回米アカデミー賞で主題歌賞にノミネートされた「シンプル・ソング」やクラシックの名曲にのせて描いた。作曲家や指揮者として世界的に活躍し、引退後は優雅な生活をおくる英国人音楽家フレッド(ケイン)は、英国女王からの演奏依頼も頑なに受けようとしない。それには妻との“ある秘密”が関係していた。レイチェル・ワイズ、ハーベイ・カイテル、ジェーン・フォンダ、ポール・ダノら豪華キャストが共演する。
予告編では、ハリウッドスターやセレブが宿泊するアルプスの高級ホテルで日々を過ごすフレッドが映し出される。スパでのマッサージや登山を楽しみながらも、どこか満たされない表情のフレッド。ワイズ演じる娘レナの言動から、フレッドが音楽にすべての情熱を注いだゆえに家族との関係が破綻してしまったことがうかがえる。映像の最後には、自らの人生を愛するため、再び大舞台に上がるフレッドが映し出され、感動の結末を予感させる。
「グランドフィナーレ」は、4月16日から新宿バルト9、シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国で公開。
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