エディ・レッドメイン、“女性”として生きた主人公に共感!「リリーのすべて」特別映像
2016年2月9日 17:00

[映画.com ニュース] 世界初の性別適合手術で女性になった実在の画家アイナー・ベイナーを描き、第88回アカデミー賞で主演男優賞、助演女優賞ほか4部門にノミネートされた「リリーのすべて」の特別映像が公開された。メイキング映像と関係者のインタビューから、作品の魅力に迫る。
舞台は1926年のデンマーク。アイナー(エディ・レッドメイン)は、肖像画家である妻ゲルダ(アリシア・ビカンダー)に頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、自らに眠る“女性”の存在に気付き、心身ともに女性として生きたいという衝動を抑えきれなくなっていく。ゲルダは“リリー”という女性として過ごすようになった夫の変化に苦悩しながらも、支えようと奮闘する。
「レ・ミゼラブル」(12)でもタッグを組んだレッドメインとトム・フーパー監督は「見せかけの自分と真の自分の違いに苦しむ人間の物語だ」(フーパー監督)、「原作を読んで心を動かされた。リリーは勇気を持って真実の人生を生きたんだ」(レッドメイン)と主人公の生きざまへの共感を語る。夫を献身的に支えるゲルダを熱演したビカンダーは、より俯瞰(ふかん)的に作品を語る。「2人のラブストーリーだけど、究極的にはいかに自分を愛するかの物語よ」。
映像では、「自分が何者か知らずに生きられない」「毎朝、“今日こそ1日中アイナーでいよう”と誓う」「君はアイナーを愛してる。彼を消しにいく」「あなたは私のすべて。生きてほしい」など、リリーとゲルダの葛藤が象徴されたセリフも散りばめられており、オスカーノミネートされたレッドメインとビカンダーの体当たりの演技はもとより、夫婦のドラマに期待がかかるものとなっている。
「リリーのすべて」は、「007」シリーズのベン・ウィショー、「ブリッジ・オブ・スパイ」(15)のセバスチャン・コッホ、「ラム・ダイアリー」(11)のアンバー・ハード、「君と歩く世界」(12)のマティアス・スーナールツらが脇を固める。3月18日から全国公開。
(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)