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浅丘ルリ子、故市川崑監督を偲ぶ「特別でいらっしゃった」

2016年1月30日 20:30

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市川崑監督作での思い出を語った浅丘ルリ子
市川崑監督作での思い出を語った浅丘ルリ子

[映画.com ニュース] 故市川崑監督の生誕100年特別企画「市川崑映画祭 光と影の仕草」で「太平洋ひとりぼっち」(1963)が上映され1月30日、出演した浅丘ルリ子が東京・角川シネマ新宿でトークイベントを行った。

浅丘は、市川監督作には「太平洋ひとりぼっち」をはじめ、「愛ふたたび」(71)、「鹿鳴館」(86)、「四十七人の刺客」(94)の4本に出演。「やはり特別でいらっしゃった」といい、「大きな声を出すのは『よーい、カット!』くらい。本当に温和な方」「お人柄がすごく素敵。才能もおありになって、いろんなカットをお撮りになって、小さいながらに先生ってすごいなといつも思っていました」と故人を偲んだ。

この日上映された「太平洋ひとりぼっち」の出演シーンは「たった4、5カット」だったといい、「こんなに(出番の)少ない映画は初めてです」「本来ならば(主演の)石原裕次郎さんがここへいらっしゃるんですが、それはとてもかないません。私ではちょっとご不満かもしれませんけれども来させて頂きました」と笑顔を見せた。

市川監督を慕っていたものの、元夫の石坂浩二主演の「金田一耕助」シリーズへのオファーは「夫婦でやるのは嫌です。恥ずかしいからやりません」と断ったことを告白。その後「鹿鳴館」で石坂と共演した理由を「先生が私たちの家にお見えになって、『この影山朝子はルリちゃんしかいない。その恋人の清原は石坂さんしかいない。絶対嫌だと言わないでくれ』とおっしゃった」と市川監督の剣幕に負けたゆえと明かした。

その「鹿鳴館」の撮影を「まだCGがなかったですから、すごいセットであんなにお金をかけた映画はない」と大絶賛し、「衣装もすごかった。位の高い人は紫を着るのですが、その紫色を(映像で)出すのに苦労して、照明と生地の選び方でやっと紫になった」と当時を振り返った。

また、「四十七人の刺客」で共演した故高倉健さんとの思い出も披露し、「姿勢よく私が終わるまで立って待っていてくださるんです。絶対にお帰りにならない」と人柄に敬意を示した。一方で、「健さんも私もコーヒーが大好き。健さんのを頂いてみたらあまりおいしくなかった(笑)。やはり人それぞれに味が違うんですね」と茶目っ気たっぷりにおどけてみせ、会場の笑いを誘っていた。

「市川崑映画祭 光と影の仕草」は、「太平洋ひとりぼっち」のほか、「野火(1959)」、「ビルマの竪琴(1985)」、総監督を務めた記録映画「東京オリンピック」、金田一耕助シリーズ「犬神家の一族(1976)」などがラインアップされている。角川シネマ新宿では、2月11日まで開催。

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