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黒沢清監督の初海外作品、今秋公開 タハール・ラヒム、マチュー・アマルリックら出演

2016年1月26日 17:00

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黒沢清監督による全編フランス語の映画 「ダゲレオタイプの女」
黒沢清監督による全編フランス語の映画 「ダゲレオタイプの女」
(C)FILM-IN-EVOLUTION - LES PRODUCTIONS BALTHAZAR - FRAKAS PRODUCTIONS - LFDLPA Japan Film Partners - ARTE France Cinema

[映画.com ニュース] 鬼才・黒沢清監督がフランスで撮影した初の海外作品で、全編フランス語で描かれる最新作「ダゲレオタイプの女」が今秋、日本公開されることが決まった。

トウキョウソナタ」「CURE」などで国際的にも支持され、昨年発表した「岸辺の旅」ではカンヌ映画祭ある視点部門で監督賞を受賞した黒沢監督の最新作となる同作は、ダゲレオタイプと呼ばれる、世界最初の写真撮影法を用いて肖像写真を撮影するカメラマンの家に隠された秘密と愛を描くホラーラブストーリー。フランス、ベルギー、日本の3カ国合作で、主人公ジャンには「預言者」(ジャック・オーディアール監督)、「ある過去の行方」(アスガー・ファルハディ監督)、「消えた声が、その名を呼ぶ」(ファティ・アキン監督)といった名匠の作品へ出演が続くタハール・ラヒムが扮した。

その他、ジャンに思いを寄せるマリーを「女っ気なし」などで注目されている若手女優コンスタンス・ルソー、マリーの父でダゲレオタイプの写真家ステファンをダルデンヌ兄弟監督作の常連俳優オリビエ・グルメ、そして、ステファンの友人ヴァンサンをフランスの名優マチュー・アマルリックが演じている。

初めてフランスで映画を撮影した黒沢監督は「日本と何か大きく違うことがあるんじゃないかと最初は心配しましたが、杞憂でした。映画はやはり世界共通言語のようです」と、映画のもつ力を再認識した。「日本の怪談にならったホラーとラブストーリーを組み合わせた物語を、フランス人スタッフもキャストもたちどころに理解し、全ての作業がスムーズに進みました。そして、一本の見紛うことなきフランス映画ができあがりました」とコメントを寄せている。

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