ジェシー・アイゼンバーグ、本格アクションの苦労語る「エージェント・ウルトラ」特別映像独占入手
2016年1月19日 12:00
[映画.com ニュース] CIAが1953年以降に秘密裏に行っていたという、エージェント養成プログラムを題材にしたアクションラブストーリー「エージェント・ウルトラ」で主演を務めたジェシー・アイゼンバーグのインタビュー映像を、映画.comが独占入手した。
かつて極秘実験の被験体だったが、記憶を消され今は片田舎のコンビニでバイトするフリーターのマイク(アイゼンバーグ)が陰謀に巻き込まれ、暗殺者集団から命を狙われるさまを描く本作。「ソーシャル・ネットワーク」(2010)で知られるアイゼンバーグが本格的なアクションに挑戦した点が大きな見どころだが、東南アジアの格闘術“シラット”やムエタイを取り入れた切れ味鋭いアクションは、「オブリビオン」(13)、「アウトロー」(12)などのトム・クルーズ主演作や今夏公開の「デッドプール」を手がけたスタント・コーディネーター、ロバート・アロンゾによるもの。アイゼンバーグは本作でスタントのほとんどを自らこなし、アクション俳優としての片鱗も見せ付けている。
アロンゾは、「現場に入ったときに振り付けに縛られないように」とすべての俳優に殺陣のトレーニングを課したというが、「アクションが独創的」としながらも、アイゼンバーグをはじめ出演者は当初戸惑いもあったという。「リハーサルを始めて数日間は、クリステン(・スチュワート)も僕も不思議に思っていた。なぜ映画には使わないようなことばかりを指導されるのかと」。だが、地道な訓練の成果は着実に実を結び「2週目に入る頃には自然に動けるようになって、セットでも完璧な動きを見せられるということがわかったんだ。おかげで、撮影が始まる頃には細かい動きを気にすることなくアクションをこなせるようになっていた」と自信を見せる。
本作には、アクションだけでなく婚約間近のカップルが目の前の危機に立ち向かうというラブストーリー要素も満載。アイゼンバーグと恋人役のスチュワートの掛け合いが作品の重要なアクセントになっているが、アイゼンバーグは「アドベンチャーランドへようこそ」(09)でも共演したスチュワートを「僕たちはちょっと感性が変わってる。それに笑いのツボが合うんだ。彼女は素晴らしい女優だよ」と親しみを込めて称賛。「こんな脚本は読んだことがなかった」という本作の魅力を「自分を投影して見られる作品だね。こんな状況、陥ることがないほうがいいけど……(笑)。キャラクターに感情移入しやすいし、普通では考えられない状況にワクワクするはずだ」と語っている。
「エージェント・ウルトラ」は、1月23日から全国公開。
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