デビッド・ボウイさん死去 ロックスターや家族が追悼
2016年1月12日 10:30

[eiga.com 音楽ニュース] 世界的ロックスターのデビッド・ボウイさんが1月10日(現地時間)、死去した。18カ月にわたりガンの闘病生活を送っていたという。69歳の誕生日を迎えた1月8日に新アルバム「Blackstar」をリリースしたばかりだった。
ボウイさんの公式SNSで発表されたもの。息子で映画監督のダンカン・ジョーンズは自身のTwitterに、ボウイさんに肩車された幼い頃の写真を投稿し「本当だと言わなけらばならなのはとても残念で悲しい」と心境をつづった。
元妻でジョーンズ監督の母親アンジー・ボウイは、英国のリアリティ番組で涙ながらに「一つの時代が終わったみたいで、すごく悲しい」とコメント。1992年に再婚した元モデルのイマン・アブドゥルマジドは11日、「苦しみは現実のものだけど、神もまた存在する」とツイートした。ボウイさんとイマンの間には、15歳の娘アレクサンドリアがいる。
67年にデビューしたボウイさんは、「スペース・オディティ」「世界を売った男」「レッツ・ダンス」など数々の曲をリリース。70年代前半はアバンギャルドなステージ衣装とパフォーマンスでグラムロック界をけん引した。「ジギー・スターダスト」や「シン・ホワイト・デューク」といったキャラクターとしてのパフォーマンスでも知られるほか、俳優として主演作「地球に落ちてきた男」や「戦場のメリークリスマス」などで活躍するなど、音楽界だけでなくポップカルチャーに広く影響を与えた。
04年のツアー中に倒れて以降、表舞台へ登場することがめっきり減ったが、13年に10年ぶりとなる新作アルバムで復活を遂げた。昨年12月に米ニューヨークでボウイさんの楽曲で構成されたオフブロードウェイミュージカル「Lazarus」が開演し、オープニングナイトに訪れたボウイさんはファンに笑顔を見せていた。
英Daily mail紙によれば、盟友であるプロデューサーのトニー・ビスコンティは、「デビッドの死は彼の人生となんら変わりはなく、ひとつのアートだ。彼は『Blackstar』を私たちのために、別れの贈り物として作ったんだ」と語っているという。
その他、ロック界の重鎮たちも追悼の意を表明。名曲「ダンシング・イン・ザ・ストリート」でコラボレートしたミック・ジャガーは、「デビッドはいつだって私にインスピレーションを与えてくれる存在であり、真に独創的な人だった」とFacebookに投稿。イギー・ポップは「デビッドとの友情はおれの人生の光だった。あんな素晴らしい人に出会ったことがない」とツイートした。「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイは自身の公式サイトで「恐れ多いほど才能ある人で、彼が亡くなったことによる音楽界やカルチャーシーンの損失は計り知れない」と驚きと悲しみをつづり、「皆で称えよう、デビッド・ボウイを、スターマンを、ヒーローを。RIP(安らかに眠れ)」と寄せた。
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