中島裕翔初主演「ピンクとグレー」公開に共演の菅田将暉「授業参観のお父さんの気持ち」
2016年1月9日 14:54
[映画.com ニュース]「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が映画初出演で主演の「ピンクとグレー」が1月9日、全国96スクリーンで公開された。中島は共演の菅田将暉、夏帆、行定勲監督らと東京・TOHOシネマズ新宿で舞台挨拶。「昨年の今頃に撮影して、まだかまだかと思っていたけれど、やっと皆さんのリアクションが感じられるのでうれしいの一言。周りにいい環境をつくってもらい、幸せ者だとかみしめています」と笑顔をはじけさせた。
同い年の菅田とは撮影を機に仲が深まったそうで、「すごい役者だという気負いがあったけれど、急激な距離の縮まり方をした」と笑顔。対する菅田は、「裕翔の授業参観のお父さんのような気持ち。気分が高まっています」と持参したカメラで中島を撮り始め、会場の笑いを誘った。
中島が小学生の時から3度目の共演となる夏帆も、「当時から自分をしっかり持っていて、素直にまっすぐ育ってくれた」と完全なお母さん目線。それでも、須田が「一番気持ち良かったのが、裕翔に殴られるシーン。テンションが上がり過ぎて、記憶がとぶ瞬間があった。今までその感覚はなかったので、ある意味世界が変わった。あそこで(演技を)止めなかったのが良かった」と主演を称えた。
幕開けから62分後に世界が変わる衝撃がポイントの同作で、岸井ゆきの、小林涼子、柳楽優弥はカギを握る役どころのため、映画に関しては言葉少な。だが今年の抱負で、岸井が昨年挫折した500円玉貯金に再挑戦すると宣言すると、柳楽が「僕もやっていて300枚ためた。しゃべるのは苦手だけれど、500円玉貯金には熱いので見過ごせなかった」と自慢げに割り込み。その上で、「けっこう皆、話がうまいので、僕もバラエティなどでしっかり話せるよう、レベルアップしたい」と話し、共演者を爆笑させた。
行定監督は、「中身があるのかないのか分からない舞台挨拶」と苦笑い。それでも、「スクリーンの中ではしっかり芝居をしている。久しぶりに青春映画を撮って、若い俳優とやるのも悪くはないなと思えた。胸を張って見ていただける作品です」と言葉に力を込めていた。