クリス・パイン「ろくでなし」だった思春期の経験が「ザ・ブリザード」の役どころに通じる
2016年1月5日 06:00

[映画.com ニュース] アメリカ沿岸警備隊(コーストガード)史上最も不可能な救出ミッションとして語り継がれている“ペンドルトン号の救出劇”を映画化した「ザ・ブリザード」が、2月27日に全国で公開される。同作に主演し、実在する船長バーニー・ウェーバーを演じたクリス・パインが、自らの役どころへの思いを明かした。
映画は、ケーシー・シャーマン&マイケル・J・トーギアスのノンフィクション小説が原作。真冬の北大西洋を史上最大級のブリザードが襲い、遭難した巨大タンカーは真っ二つに裂けてしまう。取り残された32人の生存者を救出するため、ウェーバー船長率いる4人の沿岸警備隊は出動。定員12名という木製の小型救助艇で荒れ狂う海へと乗り出したウェーバーらは、タンカーが沈むまでの約3時間という厳しい状況下で決死の救出に挑む。
これまで、「スター・トレック」シリーズでの主人公・カーク船長をはじめ誰もが憧れるヒーローに扮してきたパインだが、今作で演じたウェーバーは勇敢な行動からは想像できないほど寡黙な人物だったという。救出劇の約1年前、同じ海で8人の命を救えなかった経験をしており、そのトラウマに悩みながら沿岸警備隊員を務めていたそうで、パインは「彼は内気で、静かで優しくて、とても傷つきやすかった。僕がよく演じるキャラクターとは正反対」と語っている。そして、「僕は彼の可愛らしさが好きだな。本当に思ったことを口にするし、そんな彼のことを見ているだけで、心で何を考えているのか読むことが出来てしまうんだ」と敬意を表している。
パインがこれほどまでにウェーバーに共感する理由は、パイン自身の思春期に隠されていた。「僕は子どもの頃、ひどいニキビがあって、完全にまったくのろくでなしで、周囲に溶け込めなくて、ハンサムじゃないと感じていた。だから、そういう風に感じている男性や人間のことを、すごい共感を持って理解できたよ。バーニーが失敗して、出来が良くないと強く感じていることにはすごく感動させられたんだ」と意外なエピソードを披露した。
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