内野聖陽「海難1890」プレミア上映に感無量「すごい映画に参加できた」
2015年12月1日 20:45

[映画.com ニュース] 日本・トルコの友好125周年を記念し、両国の合作で製作された映画「海難1890」のプレミア試写会が12月1日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、主演の内野聖陽をはじめ共演の忽那汐里、ケナン・エジェ、アリジャン・ユジェソイ、田中光敏監督らが舞台挨拶に立った。
1890年に和歌山県串本町大島の沖合で発生したトルコ軍艦エルトゥールル号海難事故と、1985年のイラン・イラク戦争下でのテヘラン在留邦人の救出劇を軸に、時をこえた日本とトルコの友好関係を描く。エルトゥールル号の乗組員を介抱した医師役の内野は、「この話をいただいた時、なんと壮大な企画で、たくさんの方々の思いが詰まった企画だと思い、お引き受けしました」としみじみ振り返り、国家級のプロジェクトなだけに「こうやって出来上がってみると、皆さんのこの映画にかける深い気持ちが改めてわかり、すごい映画に参加できたとひしひしと感じました」と感無量の面持ちで明かしていた。
2つの時代でキーパーソンを演じたエジェは、「日本とトルコの友好関係のみならず、世界平和に貢献できる素晴らしい作品になっていると思います」と胸を張り、「この映画のテーマは、今日、世界中の人々に改めて思い起こされるべき非常に大切なものです。自己犠牲、感謝、愛というテーマが、次世代に伝わることも、この映画は重要な役割を担っています」と訴える。両国のかけ橋となった田中監督も、「日本とトルコの映画人が、ひとつの映画を作り上げました。それもまた新たな友情、文化となって広がっていくと信じています」と力強く語っていた。
さらに初来日を果たしたユジェソイは、「日本にいるのは運命のような気がします。この作品がここまで連れてきてくれて、日本の皆様との絆を作ってくれたと感じています」とほほ笑む。一方、ヒロイン役として全編に出演した忽那は、「トルコでは(エルトゥールル号は)小学校5年生で教わる話なんです」と前置きした上で、「日本ではなかなか教育としては学べない分、この作品がきっかけになるでしょうし、トルコという国に興味を持ち、作品に込められたメッセージを考える入口になってほしい」と願いを込めた。
また内野とエジェは、今年7月に行われたクランクアップ会見以来の再会。内野が「相変わらずいい男。僕の友だちが映画を見て、みんなケナンさんのファンになったと聞き、ある種のジェラシーを感じました」と話せば、エジェも「内野さんとご一緒できて、とても楽しい撮影ができました。一緒に素晴らしいシーンを作り上げることができたと思っています」といい、互いを称賛しあっていた。
この日は、出演の小澤征悦、夏川結衣、宅間孝行、大東駿介、徳井優、螢雪次朗、かたせ梨乃、永島敏行、高野あゆ美、メフメット・オズギュル、メリス・ババダー、ムラット・セレズリも出席した。「海難1890」は、12月5日から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース





映画.com注目特集をチェック

ミッキー17
【史上最悪の“ブラック仕事”爆誕】転職したら…死んで生き返る“無限労働”だった!?
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本の映画館は高すぎる!?
【そんな人に朗報】衝撃の価格破壊!! 2000円→750円になる“神・裏ワザ”教えます
提供:KDDI

「イノセンス」4Kリマスター版
【いま観ずに、いつ観る?】公開20周年記念、劇場“初”公開!“究極”の「イノセンス」が解放される
提供:TOHO NEXT

石門
就活中に妊娠、卵子提供のバイト、生活に困窮…壮絶、しかし共感する驚愕体験【100%超高評価作】
提供:ラビットハウス

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

クレイジーすぎてヤバい映画
【みつけました】超大作をほぼ1人で製作、撮影に7年、完成に12年…ってどんな映画!?
提供:Henge