ジョージ朝倉「溺れるナイフ」が実写映画化 新鋭・山戸結希監督がメガホン
2015年10月13日 10:00

[映画.com ニュース] ジョージ朝倉氏のコミック「溺れるナイフ」が実写映画化されることが決まった。「あの娘が海辺で踊ってる」「5つ数えれば君の夢」といった作品で注目される新鋭・山戸結希監督がメガホンをとる。
原作は、2004年10月~13年12月に「別冊フレンド」(講談社)で連載され、単行本は全17巻で累計発行部数140万部以上を誇る人気作品。東京で雑誌モデルをしていた美少女・望月夏芽は、ある日突然、父の故郷である田舎町に引っ越すことに。東京から遠く離れたことで、自分が欲する「何か」から遠ざかってしまったと落ち込む夏芽だが、土地一帯を取り仕切る神主一族の跡取り・長谷川航一朗(コウ)に出会い、強烈に惹かれていく。
原作は、10代の少年・少女特有のむき出しのナイフのような激しい心と心のぶつかり合いを描いた作品で、「実写映像化できないような漫画にしようと思って描いていた」と語る朝倉氏は、映画化が決まったことを受け「なんとも色々ドキドキが止まりません!!! 山戸監督を信じて、お家で正座で待ってます……!!! よろしくお願いします」とコメントしている。
メガホンをとる山戸監督は、12年に監督デビューして以降、少女の過剰な自意識を描いた作品群でミニシアター界隈をざわつかせている弱冠26歳の新鋭。卒業制作作品ながら劇場公開された「あの娘が海辺で踊ってる」や、ダンス&ボーカルユニット「東京女子流」を主演に撮り上げた初商業作品「5つ数えれば君の夢」、テアトル新宿でレイトショー1週目の観客動員記録を更新した「おとぎ話みたい」のほか、映画「渇き。」のヒロイン・小松菜奈の内面に深く迫ったメイキング「わたしは私を探してます。」、乃木坂46・西野七瀬のソロ曲「ごめんね ずっと…」のミュージックビデオなども手がけ、第24回(14年度)日本映画プロフェッショナル大賞では新人監督賞も受賞。日本映画界でいまもっとも注目と期待を集めている監督の1人だ。
「田舎の片すみで、何度も何度も読み返し、すべての気持ちを味わわせていただきました」と原作の大ファンであることを明かす山戸監督は、「尊敬するジョージ朝倉先生に、映画化して心から良かったなと思っていただけますよう、もちろん俳優さんのファンの方たちにも喜んでいただけますよう、そして10年間、『溺れるナイフ』を大好きで居続けた女の子たちに恥ずかしくない映画を撮れますよう、精一杯力を尽くさせていただきます」と意気込みを語っている。16年秋公開予定。
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