山戸結希監督「おとぎ話みたい」公開1週目、記録的大盛況!
2014年12月15日 15:00

[映画.com ニュース]25歳の注目の若手監督、山戸結希が大学時代最後に製作した少女映画「おとぎ話みたい」が、テアトル新宿の公開作品でレイトショー1週目の観客動員記録を達成した。
12月6日から同館で限定公開されると、連日満席の大ヒットを記録。同館での実写・レイトショー公開作品における1週目の動員記録・歴代1位を樹立し、盛り上がりを見せている。これは同館で公開された行定勲監督の「贅沢な骨」(01)が持っていた記録を、インディーズ映画にもかかわらず突破するもので、実に13年ぶりに更新する快挙となった。
青春の普遍性きらめく“少女の遺作”として銘打たれた本作は、レイトショー上映作品ながら、劇場には若い女性が多く詰めかけ、ネット上では絶賛の口コミで広がりを見せている。レビューサイトでは注目映画に位置づけられ、映画雑誌「キネマ旬報12月上旬号」では若手作家として異例の特集が組まれた。出演は、趣里、岡部尚、おとぎ話ら。
山戸監督は、処女作「あの娘が海辺で踊っている」を12年に発表してから目を見張るスピードで独自の映画世界を進化させている。今春には、東京女子流主演の「5つ数えれば君の夢」が、アイドル映画の枠を超えた美学あふれる作風によって話題を呼び、監督最年少記録で公開された渋谷シネマライズでロングラン興行となった。また、中島哲也監督「渇き。」のメイキングドキュメンタリーで小松奈菜主演の「私はわたしを探しています」を手がけている。
本作(51分)は、12月19日まで連日午後9時から同館で公開中。大反響につき、17日のサービスデーは午後10時15分からの回も実施し、1日2回連続上映となる。
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