【想像以上のクオリティ】英国で話題の「シークレット・シネマ」で「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」の極上体験!
2015年9月18日 18:40

[映画.com ニュース] 英ロンドンで開催されている体験型の映画鑑賞会「シークレット・シネマ」。その名の通り、チケット発売時には上映作品も上映場所もヒミツというイベントなのですが、なんと夏の特別企画として「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」が上映されることに! 新作「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の公開に向けお祭りムードが高まる中、世界中から注目が集まる話題のイベントを体験してきました。
シークレット・シネマは、秘密の映画上映会。何の映画が上映されるのかは、行ってみてのお楽しみというイベントです。参加者だけに場所とドレスコードが案内される仕組みになっており、映画の世界観を再現した会場では、演劇、ダンス、音楽といった趣向を凝らしたパフォーマンスが繰り広げられます。2007年に同名の組織が始めたもので、過去には「ゴーストバスターズ」や「グランド・ブダペスト・ホテル」などが上映されました。昨夏の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は7万5000人を動員し、米ロサンゼルスでも開催されるなど、その人気が広まっているんです。
今回のチケットが発売されたのは3月18日。英語のサイトですが日本国内からも購入できます。そして参加日の2週間前、集合場所の案内がEメールで到着。それによれば、「レベルX」という反乱軍の一員として、帝国軍の攻撃で大混乱に陥った地球から脱出するという設定のよう。さらに、反乱軍での役割に応じた服装をしてくるようにとドレスコード(というかコスプレ)も指定されていました。

チェックイン地点はロンドン南東部。ジェダイ風マントやオレンジのパイロット服でキメた人たちから、必須アイテムのスカーフだけを巻いた普段着の人まで気合いの入れ方は様々ですが、みんな既に興奮気味。チケットを見せ入場スタンプを手首に押してもらい、宇宙船のターミナル(どうやら印刷工場のよう)へ向かいます。手荷物検査を済ませ、建物に入ると衝撃の“儀式”が……。場内はスマートフォンの使用厳禁ということで、端末を袋に入れさせられて、係員が密閉していくのです。「写真撮れないじゃん」とへこみましたが気を取り直し、はるか彼方の銀河へいざ出発!

宇宙船を模した部屋には横長のスクリーンがあり、“離陸”早々ミレニアム・ファルコンが空中戦を展開。とある惑星に到着し、次のエリアへと移動すると、そこはなんと砂漠の惑星タトゥイーン! モス・アイズリーの酒場で宇宙人バンドの演奏を楽しんでいると、帝国軍がやってきて「グリードが殺された。目撃したものはいるか?」と尋問をはじめ、ハン・ソロとチューバッカが逮捕されてしまいます。そう、生身の俳優が「新たなる希望」のシーンを実演していくんです。ルークがC-3PO&R2-D2と出会う場面に立会えるほか、オビ=ワンから石をもらうと彼の家でフォースを学ぶことだってできちゃいます。
再び宇宙船に乗り次なる目的地に向かっていると、ストームトルーパーに捕らえられ帝国軍の基地に連行されてしまいました。潜入していたレベルXの仲間に助けてもらった後は、医療班になりすましてウイルスを届けるというミッションに挑戦。その途中では、とらわれの身となったレイアや、反抗的な部下の首を締め上げるダース・ベイダーの姿が。そして全員がミッションを終えた頃、オビ=ワンとベイダー卿の一騎打ちに続いて、X-ウィングが出現! 見事デス・スターの破壊に成功すると、英雄となったルーク、レイア、ハン・ソロと握手を交わし、上映スペースにたどり着きました。

イベント開始から約2時間、いよいよ「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」の上映がスタート。音響&照明で臨場感がアップするだけでなく、時に俳優たちがスクリーン脇に登場し、要所でスクリーンの映像と一緒に上演するパフォーマンスも。すでにSW世界にどっぷりとつかっているファンたちは、歓声を上げたり、一緒になってセリフを叫んだりと大盛りあがり。その一体感は圧巻でした。
チケットは大人1人78英ポンド(約1万4600円)とかなり高かったのですが、想像以上のクオリティに大満足! さらに上映作品がシークレットというワクワク感も加わるとなれば、人気を呼ぶのも納得です。次回の開催は未定ですが、ロンドンに行く予定のある方は、シークレット・シネマの公式サイト(http://www.secretcinema.org/)をチェックしてみては? 「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」は9月27日まで上映。

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