「赤い玉、」で義理の親子共演、父・奥田瑛二は「うれしい」、子・柄本佑は「チョー怖い」
2015年9月12日 16:00
奥田は大学教授で映画監督という役どころで、新作の台本を持ち込むシーンでプロデューサー役の義理の息子である柄本と共演。柄本がもともと高橋監督のファンだったことから奥田の進言によって“親子共演”が実現したが、柄本は「やったと思ったら、奥田さんとのシーンだけだった」と苦笑いだ。
しかも、奥田が監督した2013年「今日子と修一の場合」に柄本が出演しており、「最初が監督と役者として呼ばれているから、現場に入ってもどうしても監督であるという思いがぬぐいされなかった。こっちに高橋監督がいて、目の前にチョー怖い奥田監督がいる感じ」と回想。さらに、スタッフとして高橋監督が教授を務める京都造形大学の教え子が参加していたため、「学生のスタッフが、たまに(奥田に)怒られていることがあって、俺が言われている気がした。俺がドキドキしちゃうから、学生たちに頑張れって心中で叫んでいました」とグチることしきりだった。
対する奥田は、柄本に台本をあっさりと捨てられてしまう設定で「俺がいなくなってからのシーンで脇から見ていたけれど、本当に切なくて悲しい思いになった」と正直な気持ちを吐露。それでも、「そう思わせる芝居をしたのがとてもうれしい。いい緊張感のある現場だった」と息子を称えた。
「赤い玉、」は、高橋監督は「今の若いヤツは性表現から逃げている」という思いから奥田に声をかけ、学生を現場に引き込んで作り上げたR18(18歳未満入場不可)の意欲作。奥田は、映画のポスターからイメージを得て女性の体を木に見立てて描いた絵画を披露し、「なかなか良く描けているので、もったいないけれど伴明が欲しいと言っていたのでプレゼントします。家のどこかに飾ってくれるでしょう」と笑顔。「ベッドルームに飾るよ」と応じた高橋監督も、「性と向き合う映画が少なくなっているので、ぜひ支持していただきたい。もっと広めてもらえればこういう映画が増えていくんじゃないかな」と切実な思いを語っていた。
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