広瀬すず＆山崎賢人「四月は君の嘘」映画化にW主演！個性派バイオリニスト＆元天才ピアニストに

2015年9月4日 05:00

［映画.com ニュース］　第37回講談社漫画賞を受賞した新川直司氏の人気漫画「四月は君の嘘」が実写映画化されることになり、映画やドラマに引っ張りだこの女優・広瀬すずと、話題作への出演が相次ぐ俳優の山崎賢人がダブル主演することが明らかになった。新城毅彦監督のメガホンのもと、広瀬が自由奔放な個性派バイオリニスト・宮園かをり、山崎がかをりに惹かれていく元天才ピアニスト・有馬公生に扮する。

フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」でアニメ化（2014年10月～15年3月放送）された事も記憶に新しい同作は、母の死を境にピアノが弾けなくなった天才ピアニスト・公生が、勝気で奔放なバイオリニスト・かをりと出会い、その自由で豊かな演奏に触れることで、ピアノと“母との思い出”に再び向き合い始める姿を描く。そして、かをりも秘密を抱えており、大きな変化が訪れる……。

広瀬と山崎は、今作のためにクランクインの約半年前からバイオリンとピアノの練習に取り組んできたという。「歌も踊りも苦手」と公言する広瀬だが、楽器演奏の経験が皆無にもかかわらず、指導者から「優れた音感の持ち主」と才能を開花。それでも謙虚な姿勢は崩すことはなく、「まだまだ苦戦していますが、私も日々、バイオリンと作品に向き合い、戦っています。宮園かをりという自由奔放でキラキラした夢を持つ、魅力的な女の子を皆さんに届けられるように頑張ります。監督やキャストの皆と一緒にカラフルで素敵な映画に出来ればと思っています」と話している。

一方の山崎は、ギターの演奏経験こそあるもののピアノ演奏に初挑戦。集中力の高さとリズム感の良さに、指導者は「指が長くてまさにピアニストを演じるのにふさわしい役者さん」と舌を巻いている。「この作品は日常がこんなにもカラフルなんだと教えてくれました」と語る山崎は、「原作の演奏シーンは実際に音が聞こえてくるような臨場感がありました。今回ピアノ初挑戦ですが、映画でも揺れ動く公生の心を音楽に乗せて届けられるよう日々練習中です」と10月のクランクインに向けて余念がない。

なお、公生に恋心を抱く幼なじみ・澤部椿を「E-girls」の石井杏奈、かをりが恋をする公生の幼なじみ・渡亮太を中川大志が演じることも発表された。「僕の初恋をキミに捧ぐ」（09）や「潔く柔く　きよくやわく」（13）などを手がけてきた、恋愛映画の名手・新城監督は、「とってもチャーミングな広瀬すずさん、イノセントな山崎賢人くんをはじめ、石井杏奈さん、中川大志くんといった必ずこれからを担っていく若手俳優たちとキラキラ、キュンキュンとした物語を紡いでいきたいです」とコメントを寄せている。

「四月は君の嘘」は、2016年に全国で公開。