「天空の蜂」江口洋介、自ら挑んだスタントを「トム・クルーズ風」と自信
2015年9月1日 16:00

[映画.com ニュース] 原発テロと戦う男たちを描いた東野圭吾氏の人気小説を、堤幸彦監督が江口洋介主演で映画化した「天空の蜂」のスタッフ・キャストが、「防災の日」の9月1日に東京・帝京中学校を訪問。映画をアピールすると共に、生徒約220人と一緒に、災害にまつわる問題を考える“クロスロードゲーム”に挑戦した。
会場を訪れたのは、堤監督と江口、やべきょうすけ、永瀬匡の4人。江口は、中学生を前に「こんにちは!」と力強く挨拶。「体育館でテンションが上がってしまった」と語り、会場の笑いを誘った。劇中では、江口は妻や息子と良好な関係を築けない設計士・湯原を演じたが、「ヒーローじゃない男が、極限状態で何を守るか」が見どころの1つであると明言。自ら挑んだ上空400メートルのヘリコプター内でのアクションを「トム・クルーズ風」と、現在公開中の「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」で飛行中の軍用機にしがみつく離れわざを披露したハリウッドスターを例に挙げ、主演作をアピールした。「この作品の太い幹は、勇気」と語る堤監督は、「自分も、3.11を経験して、映像という武器で何か伝えられるかもしれないと思って活動してきた。皆さんも、人のためになる、これだけは譲れないというものを見つけてほしい」と呼びかけていた。
劇中で自衛隊員を演じたやべと永瀬は、クロスロードゲームの特別講師として参加した跡見女子大学教授の鍵屋一氏と共に、「大地震が起こった時に、真面目に取り合わず逃げない友達を放って逃げるか?」などの質問に真剣に回答。「自分の身を第1に考える」と答えた永瀬は、「自分の逃げる様子を見せることで危機感を伝え、友達を救うことができる」という鍵屋教授の意見を聞き、「全国民に聞かせたい話」と目からうろこの様子だった。キャストと堤監督は、中学生の輪の中に積極的に入っていくなど、交流を大いに楽しんでいたが、熱狂した中学生にもみくちゃにされるひとコマも見られた。
1995年が舞台の「天空の蜂」は、超巨大ヘリコプター「ビッグB」の開発者・湯原が、遠隔操作でビッグBを乗っ取り、福井県にある原子力発電所「新陽」に落とそうとする謎の人物「天空の蜂」の野望を食い止めようとするさまを描く。本木雅弘、綾野剛、仲間由紀恵、國村隼、柄本明らが共演。9月12日から全国公開。
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