ドワンゴ、カラー、スタジオポノックの3社で手描きの背景美術会社「でほぎゃらりー」設立
2015年8月5日 14:45

[映画.com ニュース] インターネット動画配信などを手がけるドワンゴ、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」で知られるアニメ制作会社カラー、スタジオジブリの西村義明氏が設立したスタジオポノックの3社により、背景美術スタジオ「株式会社でほぎゃらりー」が設立された。アニメーション、ゲーム、広告などで美術を担当し、絵の具と筆による手描きの背景美術を未来に継承していく。
代表取締役には、アニメプロデューサーの小林毅氏が就任。取締役には、カラーの代表取締役社長で「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の監督として知られる庵野秀明、ドワンゴ取締役の川上量生氏、そして西村氏が名を連ねる。
設立にあたり、庵野監督は「アニメ制作の過程がデジタル化されていく流れのなかで、手描きにこだわった作品世界を残していきたい」とコメントを寄せた。川上氏は「アニメ業界の発展と業界スタッフの社会的地位の向上に貢献したい」、西村氏は「背景美術に支えられた、価値あるアニメーション映画を制作していくことは、僕たち後進の役割だと強く信じています」とそれぞれ思いを語っている。
また、スタジオジブリの鈴木敏夫氏、細田守監督作品の多くをプロデュースしてきた齋藤優一郎氏といった業界関係者からもメッセージが寄せられ、鈴木氏は「北海道と九州の人では描くモノがまるで違う。日本全国から美術家を集めてください」、齋藤氏は「ともに力を合わせて、無限に拡大するアニメーション映画の可能性に挑戦し、おもしろい映画を作りたい」と期待を寄せている。
でほぎゃらりーには、これまでに劇場用映画などで背景の制作や美術監督を務めてきた11人のクリエイターが所属。「かぐや姫の物語」など多数のアニメ作品で美術監督を務め、でほぎゃらりーの企業ロゴデザインも作成した男鹿和雄氏と、「風立ちぬ」など近年のジブリ作品の美術監督を務めた武重洋二氏がアドバイザーとして参加する。
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