第28回東京国際映画祭コンペ部門審査委員長はブライアン・シンガー!
2015年7月28日 15:29
[映画.com ニュース] 第28回東京国際映画祭は7月28日、都内で会見し、コンペティション部門の審査委員長をブライアン・シンガー監督が務めることを発表した。映画祭が開幕する10月22日に合わせて来日するシンガー監督は、8度目の来日となるが「映画を愛する者として、フレッシュで新しい作品を見られるということが一番の栄誉だと感じています。審査委員のひとり、さらには審査委員長の立場から、映画監督たちの成長を手助けできることは、なお一層の栄誉です」とコメントを寄せている。
この日は、オープニング上映作品がロバート・ゼメキス監督の最新作「ザ・ウォーク」、クロージング上映作品が篠原哲雄監督作「起終点駅 ターミナル」に決定したことが明かされた。また、追悼特集として「高倉健と生きた時代」、「乱」の4Kデジタル復元版のジャパンプレミアが行われることを発表。椎名保ディレクタージェネラルは、「1985年の第1回から数えて30年になる。昨年からいろいろと見直してきたが、今後も映画ファンだけでなく一般の人にも楽しんでもらえる映画祭、東京らしさを出した映画祭にしていきたい」と語った。
なお、今回から上映作品のコンセプトをより鮮明に打ち出すため、3つのセクションに区分する。コンペティティブセクションは、コンペティション部門、アジアの未来部門、日本映画スプラッシュ部門。特別招待作品部門とワールド・フォーカス部門はショーケースセクションとなり、新設されるパノラマ部門、Japan Now部門とともに4部門で構成される。また、クローズアップセクションに日本映画クラシックス部門も新設された。
また、昨年好評を博した「歌舞伎座スペシャルナイト」が継続され、10月26日に行われるという。アジア映画を特集する、国際交流基金アジアセンターpresents「CROSSCUT ASIA」第2弾は、「熱風!フィリピン」と題し、第3期黄金時代に突入したフィリピン映画にフィーチャーする。
第28回東京国際映画祭は、10月22~31日に六本木ヒルズ、新宿(新宿バルト9、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ新宿)などで開催。