デザイナー・アニエスベーの長編初監督作「わたしの名前は...」10月公開
2015年7月12日 09:00

[映画.com ニュース] 世界的なファッション・デザイナーとして知られ、数多くの映画製作も手がけてきたアニエスベーが、本名のアニエス・トゥルブレ名義で発表した長編監督デビュー作「わたしの名前は...」が10月公開する。
家を飛び出した少女と、トラック運転手をめぐる奇妙なふたりのロードムービー。ハーモニー・コリン作品のプロデュースや、デビッド・リンチ監督作品「マルホランド・ドライブ」やクエンティン・タランティーノ監督作品「パルプ・フィクション」など数々の映画で衣装をデザインするなど、映画に情熱を注ぎ続けてきたアニエスベーが、新聞で読んだ記事を基に自身で脚本を執筆。「私は、旅で経験する出会いや日常から切り離された純粋な自由を描きたかったのです」とコメントしている。
アニエスベーと古くから交友のある豪華アーティストや文化人たちが参加しており、「ジダン/神が愛した男」の監督で現代美術家のダグラス・ゴードンがトラック運転手を演じ、エレクトロポップ・デュオ、エール(Air)のジャン=ブノワ・ダンケルが音楽で参加、ソニック・ユースも未発表音源を提供している。また、アメリカン・アンダーグラウンドを代表する映画監督、ジョナス・メカスが撮影したシーンには、イタリアの政治哲学者アントニオ・ネグリが出演している。
主人公の12歳の少女は父親から虐待を受けていた。ある日、学校の遠足で出かけた海辺で偶然停まっていたトラックに乗り込んだ彼女は、スコットランド人のトラック運転手と共に逃避行に出る。フランス語と英語、言葉が通じない2人は、次第に心を通わせていく。
「わたしの名前は...」2015年10月、渋谷アップリンクほか全国順次公開。
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