呉美保監督作「きみはいい子」モスクワ映画祭に出品!邦画では唯一の選出
2015年5月19日 22:30

[映画.com ニュース]呉美保監督の最新作「きみはいい子」が、第37回モスクワ国際映画祭(現地時間6月19~26日開催)のコンペティション部門に出品されることが決定した。邦画では唯一の選出で、呉監督は「日本での公開直前に、モスクワでのコンペ上映だなんて、ワクワクさせてもらえることに心から感謝です」と喜びを語っている。
モスクワ国際映画祭は、仏カンヌ、伊ベネチア、独ベルリンに並ぶ世界四大映画祭のひとつ。近年では大森立嗣監督作「さよなら渓谷」が審査員特別賞、熊切和嘉監督作「私の男」が金賞と最優秀男優賞を受賞しており、今回の「きみはいい子」の戴冠にも期待が寄せられている。
映画は、「そこのみにて光輝く」でモントリオール世界映画祭の最優秀監督賞に輝いた呉監督と、脚本家の高田亮が再タッグを組み、中脇初枝氏の同名小説を実写化。児童虐待などの社会問題を通じ、「人が人を愛すること」の大切さをテーマに描く。
呉監督は、「日本の、どこにでもある町の、どこにでもいる人を描きながら、この映画はもしかしたら、世界のどこかのだれかにも通じるのではと、その『だれか』にこそ見てもらえたらと、こっそり思っていました」と思いを明かしている。
また、「『きみはいい子』公開記念 呉美保監督特集」が6月20~26日に東京・テアトル新宿で開催されることも決定。「そこのみにて光輝く」をはじめ、3作品が上映される予定だ。詳細は、後日発表される。「きみはいい子」は、高良健吾、尾野真千子、池脇千鶴、高橋和也、富田靖子らが出演。6月27日から全国で公開。
(C)2015「きみはいい子」製作委員会
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“人生の物語”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ
むちゃくちゃすぎておもろい
【この“刺激作”、超オススメ!】“中毒者”爆増中! 世界記録樹立の爆裂ヒット作!!
提供:JCOM株式会社
エグい怖い、そしてむちゃ楽しい――
【ホラー映画史上歴代No.1】まずは映像をごらんください――超人気シリーズ、極限の完結編!!
提供:ワーナー・ブラザース映画
愚か者の身分
好きで好きで、狂いそうになる一作に出合いました。3人の青春と絆が、愛おしくて、たまらなくなる。
提供:THE SEVEN、ショウゲート