マコノヒー×渡辺謙が初共演!ガス・バン・サント監督最新作の公開決定
2015年5月8日 15:00
[映画.com ニュース] オスカー俳優マシュー・マコノヒーと、国際的な活躍を続ける渡辺謙が初共演を果たした、ガス・バン・サント監督の最新作「The Sea of Trees(原題)」が、2016年に公開されることが決定した。
富士の樹海を舞台にした本作は、5月13日(現地時間)にフランスで開幕する第68回カンヌ映画祭のコンペティション部門に出品されることが決定しており、16日に公式上映が行われる。
「ダラス・バイヤーズクラブ」でアカデミー賞主演男優賞に輝いたマコノヒー、米ニューヨークで上演中のミュージカル「王様と私」でブロードウェイデビューを果たし、トニー賞主演男優賞にノミネートされた渡辺に加え、「21グラム」のナオミ・ワッツが共演。ハリウッドの業界人が製作前の優秀脚本を選ぶ「ブラックリスト」の2013年版に選出されたクリス・スパーリングによる脚本を、「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」「ミルク」のバン・サント監督のメガホンで映画化した。
人生に失望し、自ら命を絶つため、自殺の名所として知られる富士の樹海にやってきた米国人アーサー(マコノヒー)は、森の奥までたどり着いたところで、同じ目的でその場に来た日本人タクミ(渡辺)に出会う。しかしタクミは気持ちを改め、妻子の元へ戻ろうとしており、樹海から抜け出すためアーサーに助けを求める。けがを負っているタクミを放っておくこともできず、自殺を妨げられたアーサーは、死を決意するまでの出来事を振り返る。そして、極寒の樹海から脱出するためのサバイバルの旅が始まり、ふたりは互いのことを打ち明けながら、それぞれの人生を見つめ直す。