今泉力哉監督最新作「知らない、ふたり」は16年公開!「NU’EST」メンバーが日本映画初出演
2015年4月17日 06:00

[映画.com ニュース] 新鋭・今泉力哉監督の最新作「知らない、ふたり」の出演者が、このほど発表された。昨年7月に日本デビューを果たした韓国の5人組アイドルグループ「NU’EST(ニューイースト)」のメンバー、レンとミンヒョン、JRが日本映画初出演を果たすほか、日本からは青柳文子、韓英恵、芹澤興人、木南晴夏が参加。今を生きる等身大の男女の複雑な恋愛模様が、世代を超えた共感とともに胸にしみる群像劇を描き出す。
恋愛群像劇「こっぴどい猫」でトランシルバニア国際映画祭の最優秀監督賞を受賞し、「サッドティー」では男女の一筋縄ではいかない恋愛模様を描き、日本のホン・サンスと称される今泉監督は、「『好き』ということや『思い続ける』ということを疑って、恋愛映画をつくっています」と語る。そして、ずっと興味を抱いている「思いの差」について、「結婚している夫婦やカップルでも、50:50でお互いを思い合ってはいないと思う」と説明。本作でもそのテーマを貫ぬきつつ、特に「言葉の壁やひとめぼれ、優しさ」に重点を置く。
人との接点を避けて生活している靴職人見習いの韓国人青年レオンは、ある日の昼、酔っ払って公園のベンチで寝ていた女性ソナに絡まれるが、なぜか彼女ことが忘れられずにいた。レオンと同じ店で働く日本人女性・小風は、レオンに思いを寄せている。レオンの店にソナの壊れた靴を修理に出しにやってきたサンスは、ソナの恋人ジウとともに日本語学校に通っている。その日本語学校の講師・加奈子には、車いす生活を送る恋人の荒川がいたが、ジウはひそかに加奈子に思いを寄せていた。そして、荒川が車いす生活になった事故に、レオンは少なからず関係していた。
2012年3月に韓国でデビューして以来ワールドワイドな活動を展開し、Facebookのオフィシャルページの登録者数約200万人を誇る人気ユニット「NU’EST」のボーカリスト、レンがレオン役、同じくボーカルのミンヒョンがサンス役、ラップを担当するJRがジウ役を演じる。レオンに思いを寄せる小風役に今泉監督作の常連となっている青柳、レオンが思いを寄せるソナ役には「アジアの純真」の韓。日本語学校の講師・加奈子役に「勇者ヨシヒコ」シリーズや「マッサン」で知られる木南、加奈子の恋人・荒川役には今泉監督の「最低」で主演を務めた芹澤が起用されている。
4月下旬に東京都内でクランクインを予定しており、今泉監督は「とても個性豊かで魅力的なキャストが集まりました。スタッフもベテランさんから勝手知ったる自主映画時代からの仲間まで、私がやりやすい布陣をプロデューサーが組んでくれました。もうあとは楽しむだけです」と意気込んでいる。
「知らない、ふたり」は、16年に東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。
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