西田敏行「さらば」したいものは「膝にたまった水」
2015年3月12日 22:05

[映画.com ニュース] 松田龍平、松尾スズキ監督が「恋の門」以来約10年ぶりにタッグを組んだ「ジヌよさらば かむろば村へ」の完成披露試写会が3月12日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、松田、松尾監督をはじめ阿部サダヲ、二階堂ふみ、西田敏行が出席した。
作品タイトルにちなみ「さらばしたいもの」を問われると、松尾は「コンビニのレジの『二十歳以上』っていうボタン。押す度に自尊心を削り取られている気持ちになる」とぼやき節。そして「メガネ」(松田)、「洋服」(二階堂)と回答する出演者のなか、西田は「膝にたまった水です。よみがえれ、ヒアルロン酸」と笑いを誘っていた。
いがらしみきお氏の同名漫画を原作に、お金恐怖症の元銀行マンが、都会から移り住んだ東北の寒村で、個性的な村人たちと巻き起こす騒動を描く。松田は、お金を使わない生活をする主人公を演じ「厳しいですよね。田舎に行ったからお金を使わない生活ができるかというと、そういうことではない。生きていくために何が必要なのかということが描かれている」と語った。
世話焼きの村長役の阿部は、体重を増量して役作りをしたそうで「頼まれたことにハイハイと働く格好いい男」とアピール。女子高生に扮した二階堂が「最近の役のイメージで『暗そう』『物静かな人』って言われることが多いですが、ものすごくキャピキャピした役をいただけた」と笑顔をのぞかせると、松尾監督は「キャピキャピした部分もありながら結構エロかったりする。頑張ってくれました」と太鼓判を押した。
「クワイエットルームにようこそ」から8年を経てメガホンをとった松尾監督は、「映画は不思議なもので、つまらないだろうなと思うとつまらないし、面白いという気持ちで見るとどんどん面白くなってくれる。面白がる心が面白い映画をつくる」と持論を展開。そして、「この映画のヒットと(出演者の)松たか子さんの安産を願ってやみません」と話した。
「ジヌよさらば かむろば村へ」は、4月4日から全国で公開。
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