ハリウッドの撮影監督はデジタル派? フィルム派? 米誌が検証
2014年12月30日 22:00

[映画.com ニュース]ハリウッドでデジタル撮影が普及するなか、ハリウッド・レポーター紙がアカデミー賞狙いのハリウッド映画の撮影フォーマットを検証した。
現在、デジタル撮影派に人気のカメラはARRIのALEXAで、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)のエマニュエル・ルベツキ、「アンブロークン」(アンジェリーナ・ジョリー監督)のロジャー・ディーキンス、「イントゥ・ザ・ウッズ」(ロブ・マーシャル監督)のディオン・ビーブといった撮影監督が採用。また、「ゴーン・ガール」(デビッド・フィンチャー監督)のジェフ・クローネンウェスは、REDのEPIC DRAGONを利用している。
一方、フィルム派として知られるクリストファー・ノーラン監督の「インターステラー」で、撮影監督のホイテ・バン・ホイテマはIMAXと35ミリフィルムで撮影を実施。また、ポール・トーマス・アンダーソン監督の新作「Ihnerent Vice」の撮影監督ロバート・エルスウィットも35ミリを採用している。
デジタルとフィルムではどちらが優れているのかという問いに対し、「アンブロークン」の撮影監督を手がけ、これまでにアカデミー賞で11回ノミネートされた名カメラマンのロジャー・ディーキンスは「テクノロジーは関係ない。誰がメガホンをとっているかだ」と返答している。

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
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