終戦の舞台裏で生きた男たちを描く「日本のいちばん長い日」第1弾ポスター完成
2014年12月19日 06:00

[映画.com ニュース] 役所広司が主演を務め、「クライマーズ・ハイ」「わが母の記」の原田眞人監督のメガホンで、昭和史研究の第一人者・半藤一利氏のノンフィクションを映画化する「日本のいちばん長い日」の第1弾ポスタービジュアルが完成した。
太平洋戦争末期の1945年7月、連合国軍にポツダム宣言受諾を要求された日本は降伏か本土決戦かに揺れ、連日連夜の閣議で議論は紛糾。結論の出ないまま広島、長崎に相次いで原爆が投下される。一億玉砕論が渦巻く中で、決断に苦悩する阿南惟幾陸軍大臣や鈴木貫太郎首相といった当時の軍関係者や政治家、そして昭和天皇がどのような思いを抱えて降伏を決め、それが玉音放送によって国民に伝えられていったのか、終戦に反対しクーデターを計画した若手将校らの動きも交えながら、歴史の舞台裏で起こった出来事を描く。
公開された第1弾ポスタービジュアルは、爆撃によって焦土と化した日本の地に、ひとり立ちつくす主人公・阿南の姿が描かれている。絶望的な光景を目の前にし、大きな決断に迫られながらも、その後ろ姿からは日本の未来を信じる男の思いが伝わるかのような1枚になっている。
阿南を演じる役所のほか、本木雅弘、松坂桃李、堤真一、山崎努ら日本を代表する実力派が出演。今回のポスタービジュアル完成にあわせて公開日も正式決定し、70回目の終戦記念日となる2015年8月15日を目前にする同年8月8日から全国公開される。
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