日本映画「臍帯」がハリウッドリメイクへ
2014年12月11日 12:15

[映画.com ニュース] 2012年に劇場公開された橋本直樹監督の初長編映画「臍帯」が、ハリウッドリメイクされることがわかった。
橋本監督が製作と脚本を兼ねた同作は、10年の第23回東京国際映画祭・日本映画ある視点部門に出品され、第14回上海国際映画祭のコンペティション部門アジアン・ニュー・タレント・アワードで審査員特別賞を受賞。養護施設で育った主人公ミカが、生まれたばかりの自分を捨てた母親が優しい夫と高校生の娘と幸せに暮らしていることを知り、壮絶な復しゅうに乗り出すサスペンスだ。於保佐代子、柳生みゆ、滝沢涼子、さくまひろしらが共演した。
「BIRTHRIGHT」という仮題がつけられたハリウッドリメイク版では、見知らぬ若い女を家庭に招き入れた母親が、その女は出産後に捨てた自分の娘かもしれないと気付くことから物語がスタート。若い女が危険な秘密を抱えていることが徐々に明らかになり、やがて母親とその夫や娘に影響を及ぼしていくさまを描く。
橋本監督が設立した映画制作会社ウィルコと、All Nippon Entertainment Works(ANEW)が、「アメリカン・パイ」「アバウト・ア・ボーイ」のポール&クリス・ワイツ監督率いる映画製作会社デプス・オブ・フィールド(DOF)とともにリメイク版の企画開発を進める。リメイク版の脚本は、米大手動画配信サービスのネットフリックスで高評価を得たホラー映画「エントランス(原題)」の監督兼脚本家のダラス・リチャード・ハラム&パトリック・ホーバス氏が執筆する。
リメイク版の製作総指揮に名を連ねる橋本監督は、「『臍帯』という映画にビジネスを感じてくれる方々がいることは嬉しい驚きでした。自分は“コンテンツ”と言われるような作品を創(つく)ったつもりはありませんでしたが、“文化をビジネスにしていく事”は、ずっと願っていた事でもありました。DOF・ANEW と協力し、ハリウッドリメイク作品も全力で創作していきたいと思います」と抱負を述べた。
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