「名探偵コナン」劇場版19作目は初のアートミステリー 15年4月18日公開決定
2014年12月4日 10:00
[映画.com ニュース] 人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版最新作「名探偵コナン 業火の向日葵」が、2015年4月18日に公開されることが決まった。あわせて原作者の青山剛昌氏が描き下ろしたビジュアルもお披露目された。
「名探偵コナン」の劇場版は、1997年の第1作から数えて今作で19作目。今年4月に公開された「名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)」の興行収入は40.9億円を記録し、シリーズ18作目にして初めて40億円の大台を突破。その勢いは衰えを知らない。それに続く今作は、シリーズ初のアートミステリーと銘打ち、歴史的名画であるゴッホの「ひまわり」をめぐって繰り広げられる謎にコナンが挑む姿を描く。15作目の「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」から劇場版コナンを手がけている静野孔文が、今作でも引き続き監督を務める。
物語はニューヨークのオークション会場から始まり、かつて日本で焼失したとされているゴッホの「ひまわり」が3億ドルという史上最高額で落札される。その絵を手に入れた大富豪・鈴木次郎吉の目的は、世界に散らばる7枚の「ひまわり」を集め、鉄壁のセキュリティを誇る日本の美術館・レイロックで展示することだったが、巨大宝石しか狙わないはずの怪盗キッドが現れ、「ひまわり」を奪うと宣言する。
公開されたビジュアルは、青山氏が連載で多忙な中、3回も描き直したというこだわりの1枚で、不敵な笑みをうかべる怪盗キッドの姿が描かれている。このダークな表情を浮かべた怪盗キッドこそが、今作のキーパーソンになるという。12月3日発売の「週刊少年サンデー」には、このビジュアルを使用したピンナップポスターが付属する。