中谷美紀扮する主人公の頑固さと意外な一面が垣間見える 「繕い裁つ人」本予告
2014年11月19日 17:30

[映画.com ニュース] 女優・中谷美紀の主演で池辺葵氏の人気漫画を実写映画化した「繕い裁つ人」の本予告映像が公開された。先代から受け継いだ店を頑なに守ろうとする洋裁店の店主・市江(中谷)が、三浦貴大扮するデパートの営業マン・藤井から「頑固ジジイって感じです」と評され、その一方で頑固さの裏に隠された市江の新たな一面も垣間見ることができる映像に仕上がっている。
町の仕立屋「南洋裁店」を祖母から受け継いだ2代目店主で、常連客たちのために服を繕い続ける女性・市江と、オーダーメイドの服とともに年を重ねてきた人々が織りなす日々を描くヒューマンドラマ。物語は、市江の才能にほれ込んだデパートの営業マン・藤井が訪れることから始まる。
予告編では、「自分の美しさを自覚している人に私の洋服は必要ない」と、藤井からのブランド化の依頼を断り続ける市江に、「単に挑戦することが怖いだけ」という藤井の言葉が突き刺さる。先代の服の仕立て直しとサイズ直しが仕事の全てであった市江の心が揺さぶられていき、「洋裁以外は何にも出来ない」という市江の不器用な一面も垣間見える。
藤井役の三浦をはじめ、「小さいおうち」でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した黒木華や、「思い出のマーニー」で声優を務め、ネクストブレイクとして期待される若手女優・杉咲花、片桐はいり、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子といった豪華共演陣も顔をそろえ、それぞれがどのように物語にかかわっていくのかも注目される。
物語の重要な要素となる衣装は、大ヒットしたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」ほか、数多くの舞台や映画で衣装デザイナーとして活躍する伊藤佐智子が手がけた。登場人物ごとの生き方や心情を反映した色彩豊かな衣装が多数登場する中、市江の深く鮮やかなブルーの仕事服は、伊藤自身が市江を演じる中谷のためにわざわざ布を染めて作ったという、特別な一品だ。祖母や、祖母が遺した店にとらわれて生きているキャラクター性をスカートの丈にも反映し、あえてくるぶしが隠れるか隠れないかほどの長さになっているという。
舞台となる神戸の街でオールロケを敢行し、異国情緒漂うクラシカルな街並みも見どころとなる。監督は「しあわせのパン」「ぶどうのなみだ」の三島有紀子。2015年1月31日全国公開。
(C)2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
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