デビッド・フィンチャー最大ヒット作「ゴーン・ガール」本編映像を入手!
2014年11月17日 16:05
[映画.com ニュース] 鬼才デビッド・フィンチャー監督の最新作で、「ドラゴン・タトゥーの女」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を超え、フィンチャー監督史上最大の全米ヒットを記録している「ゴーン・ガール」の本編映像が公開された。
ロザムンド・パイク、ベン・アフレック扮する誰もが羨む理想的な夫婦に、妻エイミーの失踪という突然の事件が起こる。妻は生きているのか、誰が犯人なのかというサスペンスとともに、夫婦の隠されていた秘密が暴かれ、「最愛のパートナーの本当の顔を知っているのか?」というテーマを見る者に投げかける。
公開された映像は、過熱報道によって世間から「妻を殺したのでは夫ではないか?」という疑惑の目で見られだしたニック(アフレック)が、妻の高校時代の恋人デジー・コリンズ(ニール・パトリック・ハリス)を訪れるシーン。デジーはエイミーのことを忘れられず、失恋した今でも手紙を送り続けており、捜索のキャンペーン本部にも身分を隠して姿を現していた人物だ。「なぜ、いつまでも妻に連絡を取っている?」「なぜ別れた? 暴力か? 浮気か?」と詰め寄るニックを、「妻が失踪中にそんなことを言いに来たのか?」と、怪しげな雰囲気たっぷりに追い払うシーンが捉えられている。
デジー役で印象を残すのは、2015年のアカデミー賞授賞式の司会が決定しているニール・パトリック・ハリス。映画、ドラマ、舞台で活躍する才人で、ゴールデングローブ賞にも複数回ノミネート。「glee グリー」のゲスト出演でエミー賞を獲得したほか、エミー賞で2回、トニー賞で4回のホストを務めた注目俳優だ。「(原作は)とにかく感動して大好きな小説だったんだ。特に脚本で素晴らしかったのは、“全てのキャラクターが最後の最後まで容疑者であるところ”なんだ」と同作の魅力を伝えている。
エイミー役のパイクは「デジーは、ママに愛されて、甘やかされて育ち、大人になってからもまるで少年が蝶を集めるように女性を集める男。そんな男性像をぴったりの雰囲気で演じる俳優はそんなにいないのよ。ニールを選んだデビッド(・フィンチャー監督)は天才だわ。可愛くて面白いことで知られている彼だけど、この映画ではちょうど良いさじ加減で“気味悪さ”をかもし出しているの」とハリスを絶賛。フィンチャー監督も「ひどく訳の分からない役で、まさに突飛な存在。謎だらけで、現実には存在していないようなキャラクターだ。トニー賞の授賞式でニールを見て、実際に会ってみると“秘密兵器”のような人だと思ったよ」と称賛を寄せている。
「ゴーン・ガール」は、12月12日から全国公開。
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トニー・レオンとアンディ・ラウが「インファナル・アフェア」シリーズ以来、およそ20年ぶりに共演した作品で、1980年代の香港バブル経済時代を舞台に巨額の金融詐欺事件を描いた。 イギリスによる植民地支配の終焉が近づいた1980年代の香港。海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港にやってきた野心家のチン・ヤッインは、悪質な違法取引を通じて香港に足場を築く。チンは80年代株式市場ブームの波に乗り、無一文から資産100億ドルの嘉文世紀グループを立ち上げ、一躍時代の寵児となる。そんなチンの陰謀に狙いを定めた汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユンは、15年間の時間をかけ、粘り強くチンの捜査を進めていた。 凄腕詐欺師チン・ヤッイン役をトニー・レオンが、執念の捜査官ラウ・カイユン役をアンディ・ラウがそれぞれ演じる。監督、脚本を「インファナル・アフェア」3部作の脚本を手がけたフェリックス・チョンが務めた。香港で興行ランキング5週連続1位となるなど大ヒットを記録し、香港のアカデミー賞と言われる第42回香港電影金像奨で12部門にノミネートされ、トニー・レオンの主演男優賞など6部門を受賞した。
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