宮崎駿監督がアカデミー賞名誉賞受賞
2014年11月10日 11:10
ガバナーズ賞とは、かつてはアカデミー賞授賞式のなかで発表されていた特別賞のみを授与する比較的新しい祭典で、映画業界の発展に寄与した人物が表彰される。今年で6回を数えるガバナーズ賞において、名誉賞を授賞したのはアイルランド出身の女優のモーリン・オハラ、フランスの脚本家ジャン=クロード・カリエール、宮崎駿監督の3名。
宮崎駿監督のプレゼンターとして登場したのは、ピクサーとディズニーでチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるジョン・ラセター監督で、監督をウォルト・ディズニーと並ぶアニメ界の偉人であり、アニメ監督としては史上最多の11作品を手がけていると紹介。壇上に立った宮崎監督は通訳を通じて、紙と鉛筆とフィルムで映画を作る最後の時代にいることができたことを幸運に思う」とスピーチした。
なお、宮崎監督はアカデミー賞に「千と千尋の神隠し」と「ハウルの動く城」「風立ちぬ」で3度アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされ、「千と千尋の神隠し」で受賞している。
会場にはベネディクト・カンバーバッチやロバート・ダウニー・Jr.、リース・ウィザースプーン、クリント・イーストウッド監督らが詰めかけ、受賞者を祝福した。