宮沢りえ「紙の月」で満場一致の最優秀女優賞!日本人では11年ぶり4人目の快挙
2014年10月31日 19:34

[映画.com ニュース] 女優の宮沢りえが10月31日、第27回東京国際映画祭コンペティション部門作「紙の月」(吉田大八監督)での演技が評価され、日本人としては「ヴァイブレータ」の寺島しのぶ以来11年ぶりの最優秀女優賞に輝いた。宮沢は「いやあ、震えています」と言葉通りに声を震わせ、「おみくじで大吉を引いた時に『やった!』という気持ちのなかに『自分を引き締めなければ!』と思うのと似ていますね」と独特の言い回しで喜びをあらわにした。
日本人女優が同賞を受賞するのは、第8回の富田靖子「南京の基督」)、第11回の宮本真希(「おもちゃ」)、第16回の寺島に続き4人目の快挙。あでやかな着物姿で登壇した宮沢は、「7年ぶりでしたので緊張と不安はあったけれど、吉田大八監督の粘り強い、厳しい、愛のこもった演出によって梅澤梨花という手強い役を乗り越えられたと思う」と吉田監督に感謝した。それだけに、トロフィーを見つめ「これが半分に出来るなら、残りの半分を最優秀演出賞として吉田監督にあげたいくらい」とおどけ、席へ戻ると吉田監督と力強く抱き合った。
プレゼンターを務めた審査員のイ・ジェハン監督は、「自分がトロフィーを手渡せることを誇りに思う。今回は満場一致で決まった」と説明。そして、「非常に意味深い、奥深い、繊細でもろさを表す心の表情……。本当の意味で彼女に感謝する。言葉で表現できないくらい美しい方です」と称えた。
「紙の月」は、直木賞作家・角田光代氏の同名ベストセラーを映画化。夫との生活に空虚感を覚え始めていた銀行員の梨花が、大学生の光太との出会いを機に銀行の金に手を付け始め、徐々にゆがんでいく金銭感覚、日常に翻ろうされていく姿を描く。なお、同作は観客賞も戴冠しており、東京グランプリこそ逃したものの2冠を成し遂げた。映画は11月15日から公開。
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