杉野希妃「欲動」予告で三津谷葉子&斎藤工が性愛・生死と向き合う夫婦に
2014年10月29日 14:00
第19回釜山国際映画祭「Asia star award 2014」で、最優秀新人監督賞を受賞した意欲作。神秘的なバリ島を舞台に、不治の病に苦しむ夫と支えようとする妻の姿を通じて、男女の性愛と生死を繊細に見つめる。東南アジアの民族音楽「ガムラン」、男声合唱による呪術的な踊り「ケチャ」など、バリならでは力がたぎる描写が織り交ぜられている。
予告編は、妹の出産に立ち会うためバリを訪れた夫婦が神聖な空気に触れ、命や愛と向き合っていく様子を切なくも美しく映し出す。三津谷が、生と死の狭間に立たされながらバリで解放されていく妻の葛藤(かっとう)を体現し、斎藤が迫りくる死への恐怖からいらだつ夫を熱演している。
「欲動」は、11月22日東京・新宿武蔵野館でレイトショー公開。