ついにお披露目!「インターステラー」ワールドプレミアにマコノヒー、アン・ハサウェイら結集
2014年10月28日 14:05
[映画.com ニュース] 人類の未来をかけた壮絶なミッションに挑む宇宙飛行士と、地球に残してきた娘との絆を壮大なスケールで描く「インターステラー」のワールドプレミアが10月27日(現地時間26日)、米ロサンゼルスのTCLチャイニーズ・シアターで開催され、マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、クリストファー・ノーラン監督らがカーペットウォークに登場した。
第86回アカデミー賞で主演男優賞を獲得したばかりのマコノヒー、前年度の第85回で助演女優賞を受賞したハサウェイというふたりのオスカー俳優をメインキャストに、秘密主義で知られるノーラン監督が手掛けた超大作のお披露目ともあって、会場には世界11カ国から約300人の報道陣が結集。約3000人が集まった観客の歓声を受けながら、作品の舞台である宇宙にちなんだ“ブラックカーペット”を歩いた。
ノーネクタイのラフなスーツ姿で登場したマコノヒーは、2度目のアカデミー賞獲得の可能性について聞かれ、「アカデミー賞はちょっと先だけど、今夜ここカリフォルニア・ハリウッドでやっと長年かけて頑張って、まいて耕してきた種が、やっと実になり収穫できるような気持ちだ。食後のデザートの時のような気持ちだよ」と返答。「(撮影が終わってからは)長い長い昼寝をして心と体を休ませた。10日ほどそうしていたかな(笑)。とても大変だったからね。撮影は本当に苛酷だったけど、ラッキーなことに『もっとこうすればよかった』と後悔することが何もなかったから、それはとても幸運なことだったよ」と自信をうかがわせた。
ドレス姿で魅了したハサウェイは、「この映画を初めて見たのは、父と一緒だったんだけど、『今までで最高の映画体験だった』と言ってくれた。父親は多くの映画をたくさん見ているけど、その彼が人生で一番だと言ってくれたことが、この映画がどれだけ素晴らしいかを物語っている」とニッコリ。そして、「自分の名前がエンドクレジットにあることが恐縮してしまうほど。(アカデミー賞は)獲ったらすごく素晴らしいことだけど、獲らなくてもこの映画が唯一無二であることには変わりはないと思う」と作品を評した。
「長い時間を費やして映画を作った期間が終わり、みんなに見せられるのでうれしい。自分自身もこのプレミアが終わったら、『どうだった?』と心に問いたい」とプレミアの感想を語ったノーラン監督。アカデミー賞についての質問には、「あと数週間で映画は公開するし、我々の直近のゴールは映画を皆さんに見てもらうこと。初日の成功を祈っている。この作品は大作だから、僕はぜひ多くの人に見てもらいたいと願っている」と返し、「日本の皆さんが僕の映画を心待ちにしてくれていると聞いて、とてもハッピー。映画を実際に見たら、スリリングな乗り物に乗ったような気持ちと、感動的な気持ちを持ち帰られることができると思う」と日本のファンへ向けてメッセージを送った。
「インターステラー」は、滅亡へのカウントダウンが始まった地球から人類を救うために、移住可能な惑星を探索するミッションに挑む宇宙飛行士たちの姿を描く超大作。マコノヒーは探査船のパイロットに任命され、幼い娘を残して宇宙に出る父親役、ハサウェイは探査クルーの生物学者役、チャステインは地球で問題に当たる科学者役を演じた。共演はマイケル・ケイン、ケイシー・アフレックほか。11月22日から全国公開。