宮沢りえ主演「紙の月」が日本代表に!東京国際映画祭コンペ部門に出品決定
2014年9月18日 06:00

[映画.com ニュース] 女優の宮沢りえが約7年ぶりに映画主演を果たした「紙の月」が、第27回東京国際映画祭のコンペティション部門に日本代表作品として出品されることが決定した。直木賞作家・角田光代氏のベストセラー長編小説を、「桐島、部活やめるってよ」の鬼才・吉田大八監督のメガホンで映画化した本作が、邦画で唯一のコンペ部門出品を果たした。
平凡な主婦から横領犯へと転落する主人公・梨花役で新境地を切り開いた宮沢は、「脚本を受け取った日から、撮影が終わるまで、梨花という手強い女を演じる覚悟を持ち続けるのは、地球一周マラソンするくらいのエネルギーでした」と述懐。そして、「吉田監督の繊細で粘り強い演出は、そんなワタシの栄養剤でした。曝(さら)け出し、走り抜けた作品は、ワタシにとって強烈な記憶となりました。見てくださった方にもそうであったら、しあわせです」とコメントを寄せた。
独特の映像センスで注目を集める吉田監督は、「社会の敵として、さわやかに破滅するヒロインの映画が、文字通り世界を敵に回す絶好の機会を得て、とても興奮しています」と喜び、「どうかこの挑発に乗り、彼女がどこまで走り抜けるのかを最後まで見届けてください」とアピールする。
映画祭の顔ともいえるコンペティション部門だが、今年は「作品重視」をコンセプトに掲げ、例年以上の力を注ぐ。プログラミングディレクターの矢田部吉彦氏は、「登場人物をいかに魅力的に描くかということに神経を注ぐ演出家である吉田監督と、抑圧からの解放と転落を見事に演じきった宮沢さんとの出会いは運命的であり、両者のケミストリーが今年の日本映画を代表する1本を生み出した」と評している。
バブル崩壊直後の1994年を舞台に、銀行で契約社員として働く真面目な主婦が、巨額の横領事件を引き起こすさまを描いたヒューマン・サスペンス。宮沢を筆頭に、話題作が相次ぐ若手俳優・池松壮亮、「AKB48」卒業後初の映画出演となった大島優子が名を連ね、田辺誠一、近藤芳正、石橋蓮司、小林聡美ら実力派俳優が共演する。
第27回東京国際映画祭は10月23~31日、六本木ヒルズ、TOHOシネマズ日本橋ほかで開催。映画祭チケットは、10月11日からticket boardで発売される。劇場公開は、11月15日から。
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