三船敏郎のドキュメンタリー映画製作決定!ベネチア国際映画祭で発表
2014年9月8日 12:20

[映画.com ニュース] 9月6日(現地時間)まで開催された第71回ベネチア国際映画祭で、三船敏郎さんのドキュメンタリーが製作されることが明らかになった。
「ラスト・サムライ」「セカイのミフネ」などと称され、日本を代表する国際的な俳優として、「レッド・サン」(1971)、「ミッド・ウェイ」(76)など海外の映画にも出演を果たした三船さん。ベネチアとは特別に縁が深く、「用心棒」(61)と「赤ひげ」(65)で2度、主演男優賞に輝いている。さらに主演作「羅生門」(50)と「無法松の一生(1958)」は、金獅子賞を受賞している。
今回のベネチアには、三船さんの孫で三船プロダクション取締役の三船力也氏、共同プロデューサーのひとりである木藤幸江氏が参加。「赤ひげ」が50周年を迎える来年の第72回での披露を目指し、映画祭ディレクターのアルベルト・バルベラ氏に会い、企画のプレゼンテーションを行ったという。
監督を務めるのは日系3世でロサンゼルス在住のスティーブン・オカザキ。アカデミー賞短編賞を受賞した「Days of Waiting」(91)や、HBO製作のドキュメンタリー「ヒロシマナガサキ」(07)で知られる。オカザキは、「当時の彼の作品をあまり見ていない、今の若い世代にぜひ彼の素晴らしさを伝えたい。彼はブルース・リーよりも前にスターになり、彼以前には非白人の世界的なヒーローは存在しなかった。クリント・イーストウッドも彼から多大な影響を受けている。この企画にとてもエキサイティングしている」とコメントを発表した。
「Mifune: Last Samurai(仮題)」は9月15日に日本でクランクインし、さまざまな関係者にインタビューをする予定。来年のベネチアまでに完成を目指すという。(佐藤久理子)
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント