シャーリーズ・セロン丸刈りに!「マッドマックス」最新作の場面写真公開
2014年9月2日 17:00
[映画.com ニュース] ジョージ・ミラー監督による人気シリーズの約30年ぶりとなる新作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で、オスカー女優シャーリーズ・セロンが丸刈り頭になった衝撃的な場面写真が公開された。
2003年の「モンスター」では体重を10キロ以上増やして実在の連続殺人鬼を熱演し、アカデミー賞主演女優賞に輝いたセロンだが、今作でもその美ぼうを封印。オイルで汚れた額を気にする様子もなく、射るような視線を投げかけている。
メガホンをとったミラー監督は、このフュリオサというキャラクターを「女性版ロード・ウォリアーズ的な存在で、巨大トラックを操る女ボス」と解説。“ロード・ウォリアー”といえば、シリーズ第2弾「マッドマックス2」の英題のサブタイトルだが、セロン扮するフュリオサのビジュアルは、改造車や暴走族、モヒカン刈りといった要素も注目された同作を彷彿(ほうふつ)とさせるものとなっている。
7月に米サンディエゴで開催されたエンタテインメントの祭典「コミコン・インターナショナル」に出席したミラー監督は、「主人公マックスは目的を失い、孤独になろうとしている。そんな彼には、強い女性が必要だった。シャーリーズが演じるフュリオサは、まさにうってつけの存在なんだ」と、キャラクターを紹介。「シャーリーズは、役者として恐れずに新しい役柄に入っていける情熱と能力を持っている。観客の皆さんが今までに見たことのないキャラクターが、登場することになる」と、セロンの才能を称えるとともに、ファンの期待をあおった。
「マッドマックス」(1979)、「マッドマックス2」(81)、「マッドマックス サンダードーム」(85)と3作品が製作され、当時無名だったギブソンを一躍スターダムに押し上げたアクションシリーズ。全作でミラー監督がメガホンをとり、荒廃した近未来を舞台に、特別警察官マックスの孤独な戦いを描いた。最新作では、主人公マックス役が、ギブソンから「インセプション」「ダークナイト ライジング」のトム・ハーディにバトンタッチしている。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は、15年夏に全国で公開。