マッドマックス2

劇場公開日:

解説

石油パニックに陥った退廃的な社会を背景に凶悪化したハイウェイの殺し屋たちに挑む一匹狼の警官マックスの活躍を描くアクションで「マッドマックス」の続篇。製作はバイロン・ケネディ、監督は前作と同じジョージ・ミラー、脚本はミラーとテリー・ヘイズとブライアン・ハナント、撮影はディーン・セムラー、音楽はブライアン・メイ、美術はグラハム・ウォーカーが各々担当。出演はメル・ギブソン、ブルース・スペンス、ヴァーノン・ウェルズ、エミール・ミンティ、マイク・プレストンなど。

1981年製作/オーストラリア
原題:Mad Max II
配給:ワーナー・ブラザース

ストーリー

3年前まで追跡専門の警官をしていたマッド・マックス(メル・ギブソン)は妻子を殺されその復讐をとげてからは、何の望みもない日々を送っていた。しかし、暴走族の勢力は以前より増し、ガソリンを奪い合う熾烈な戦いがあちこちで展開されていた。それというのも、中東の産油地帯が戦争によって潰滅し、石油パニックに陥っていたからだ。スーパーチャージャーV8インターセプターを愛用する彼を早速狙う者がいた。暴走族のリーダー、ウェス(ヴァーノン・ウェルズ)で、死闘を展開するが、ウェスは降参してその場を去る。やがてマックスは、ジャイロコプターに似た不思議な乗り物に乗るジャイロ・キャプテン(ブルース・スペンス)という男と出会う。彼の案内で何千ガロンものガソリンが貯蔵されている所に行ったマックスは、そこですでに待ちかまえていたウェスらの攻撃にあう。その場を逃れたマックスは、翌朝精油所から走り出た4台の車が襲われたのを逆に利用して精油所の中に入り込んだ。中に陣どっている暴走族のリーダー、パッパガーロ(マイク・プレストン)がマックスを放り出そうとするが、そこに巨漢ヒューマンガス(ケル・ニルソン)の一団が攻めてくる。その夜、野性的な目をもつ少年(エミール・ミンティ)の力をかりてヒューマンガスの一団の目を盗み、昼間に捕えておいたジャイロ・キャプテンの許にゆき、彼のジャイロコプターに乗ったマックスは、燃料をつめ、見事、精油所へ突入、大活躍をみせる。しかし、ヒューマンガスを伴って執拗に追跡してくるウェス。数度の危機も、空からのキャプテンの援助などで奮起し遂にウェスらを倒すのだった。

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映画レビュー

3.5間接的にお世話になりました

2023年2月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

興奮

「北斗の拳」の世界観を決定づけた、シリーズ2作目。
主人公マックスの服装は完全にケンシロウだし、バットみたいな男の子も出てくるし、「北斗の拳」で見たような乗り物、モヒカン男など、改めて見ると「北斗の拳」は、こんなにそのままパクって訴えられなかったのか?というぐらいのほぼ同じ設定(^_^;)

「北斗の拳」を読んで育った俺的には、この作品には間接的にお世話になりました。みたいな(^_^;)

内容的には、ハラハラドキドキのクライマックスシーンは良かったけど、ちょっと物足りないかな?という印象でした。

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n.yamada

2.5『ヒャッハー!』はアニメの方が似合ってる?

2022年12月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

シリーズ鑑賞を目指すも一作目で心折れそうになった。2作目は普通の評価なのか?ネタバレ厳禁をモットーに、一切評価やストーリーを知る事なく鑑賞。
パクリアニメ『北斗の拳』で馴染みのあるキャラ達が「ヒャッハー!」的に近未来感を出していて、1作目より格段に進歩している感はあるし、CGばかりの現代において、本作の実写の迫力を感じないでもない。
まぁ、そのように感想・評価が映画史における立ち位置的なものであっても、残念ながら作品的に好みなところは全くなかった。

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Iwarenkon

5.0ドッグフードとモヒカンの思い出

2022年7月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館、TV地上波

楽しい

単純

興奮

無印のレビュー書いた時に、2はあまり好きじゃないと書いたです。
我らがインターセプターがオンボロになって、あまつさえ物語中盤で大破リタイヤしてしまったからと。
やはりその感想は今でも変えがたいです。
でも、面白さはシリーズ随一なので(デスロード含む)採点は逆転しているんですね。
シナリオをどう書き変えればよいのかわからないのですけれど、インターセプターは物語終盤の攻防に絡む秘密兵器として、マックスに駆ってほしかったです。
マックスがタンクローリーのシートに座らずに済むルートを色々と考えてみたのですけれど、どうにもこうにもよいアイデアが思い浮かびませんでした。

言わずと知れたあの世紀末の描写は、観た人の前頭葉&映画史に、本当にインパクト超絶大で刻まれましたよね。
ヒーロは、とりあえず革ジャン着せておけば、それで大丈夫みたいな。
悪役は、とりあえずモヒカンにしておけば、それで大丈夫みたいな。

終盤の攻防は、やはり今思い出しても凄まじいものがありました。
デスロードは言うに及ばず、数々の映像作品に受け継がれるのも、わかるってもんです。
目いっぱいの引き出しを開いてド迫力のカーアクション&スタントを魅せてくれました。
中でも好きなのは、ジャイロ・キャプテンが火炎瓶と蛇で加勢するシーンかな。
キャプテン、もう少し出番と見せ場がほしかったです。
ドッグフードにありつけなかったから、スタミナ切れだったのかな?
そうそう!ドッグフードにも触れなきゃですよね。
今まで観てきた映画の中で、最も美味しそうに食事してるシーンって、あのドッグフードの件なの。
アレ見たらドッグフード食べてみたくなっちゃうですよね? えっ、ならないって!
あンたたちのグルメ感覚どーかしてるよ!(笑)

あと、印象に残っているのは、ボスキャラ・ヒューマンガスが、ニトロでジェット加速したまんま、間抜けにも、マックス駆るタンクローリーと正面衝突して自爆するシーンかな。
あの後去っていった悪党どもって、ボスの死で戦意喪失したんじゃなくて。
自分たちが崇め奉っていた長の、あまりの間抜けな最期っぷりに「あいつ、頭に蛆湧いてたんとちゃうんかな…(^_^;」 「ぽっかーん…」と呆れ顔で立ち去ったんじゃないかな?って思ってるの。
無印のトゥーカッターといい、こいつといい、前方確認は運転のいろはの“い”でしょうが!(笑)

あとね、この映画に関して、どうしても触れておいきたいことがあるの。
映画のキャンペーンで「君の街にもマッドマックスが来る!」みたいな?そんなのがあったの。
期待して劇場前に行ってみると、5台ほどのオフロードバイクの一味が劇場前にぽつーんといたの。カワサキとかじゃなくて。オフロードバイクが。5台ほどの。(笑)
何だかオンボロ感“だけ”は出して、世紀末っぽげにした感じの。(笑)
してね、乗ってるお兄ちゃんたちが間抜けにも、ヘルメットの上に金髪のモヒカン貼り付けておっ立てていたの!(爆)
多分、軟質素材で作ったったと思しき武器?っぽいのも持って(爆×2)
「そんな中途半端な企画いらんし!モヒカンいらんし!武器もいらんし!」って思っちゃったのね。ヘルメットの中のお兄ちゃんたちには申し訳ないけれど。

そんな。
そんなドッグフードとモヒカンの思い出。

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野球十兵衛

4.5今観ても最高ですね

2022年6月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1を観たら、当然こちらもですよね。
さらに強烈な舞台設定、前作を大きく上回る狂い方です。
この「2」では世界的に認知度が高くなっており、
キャラクターもインパクトが強烈で、赤モヒカンやヒューマンガスなどすごいことになってます。
ガスはハゲ散らかってるのがまた良いんですよね。しかもわざわざハゲズラ(元々前作の相棒ジムグースの設定だったので焼け爛れている)ですよ。
それとドッグフード、ここら辺も小物の使い方がうまい。
この舞台設定は世界で衝撃が走ったようで、コミックや80年代の映画でやたら見かけました。日本でも色々ありますが、まず思いつくのが「北斗の拳」でしょうね。個人的にはうすね正俊も好きです。
またストーリーラインがシンプルなのも良いんですよ。
じっくりとみせるカーチェイスも見応えがあり、最初から最後まで勢いはそのまま突っ走ります。
それはまさにマッドマックス、最初観た時はたまげましたよ。
いや、今観ても最高ですねこれ。すごいの一言に尽きます。

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白波