「フライト・ゲーム」のジュリアン・ムーア、撮影現場は快適だった!
2014年8月29日 10:00

[映画.com ニュース] 高度1万2000メートルの旅客機内で、姿の見えない何者かから殺人予告が届くというサスペンスアクション「フライト・ゲーム」で、乗客の1人を演じるジュリアン・ムーアが出演のきっかけ、主演のリーアム・ニーソンに対する思いや作品の見どころなどを語った。
「フライト・ゲーム」は飛行中の旅客機という密室で、航空保安官のビル(ニーソン)が殺人予告メールを受け取ったことから、危機的状況がスタートする。逃げ場のない空間で状況は二転三転し、登場人物は全員が容疑者として描かれる。今やアクションスターとして確固たる地位を築いたニーソンと、サスペンス作品に定評のあるジャウム・コレット=セラ監督が「アンノウン」以来、再びタッグを組んだ話題作だ。
ムーアは本作で、ビルの隣にわざわざ移動してきた職業不明の女性ジェンを演じているが、実はこのオファーはニーソンからの指名によるものだったそう。2人は「クロエ」で夫婦を演じており、今回は「『ぜひジュリアンとやりたい』と言ってくれて、プロデューサーのジョエル(・シルバー)から連絡があった」と明かす。また、「アクション映画のリーアムを初めて見たので、その演技や肉体的なアクションに驚いたし、尊敬した。アクションヒーローは誰もが演じられる簡単な役ではないわ、それを完璧に演じきっていて思わず感心しちゃった」と絶賛する。
容易に犯人を特定できないち密なストーリー展開は、セラ監督の常とう手段でもある。ムーア演じるジェンも容疑者の1人だが、「素晴らしかったのは、脚本を読んでいるときに誰が犯人なのか、思わず考えてしまったこと。アガサ・クリスティのミステリーのようで、最近そういう作品が少なくなっているから、本作に出合えてうれしかった」と、満足げに語っている。さらに、ひとつの空間で長期間撮影を続けたことについては、「全然大変ではなかったのよ。撮影中はスタッフの方がいろんな体勢をとらなければいけなくて、苦労したと思う。私たちは椅子も快適だったし、休みももらえるし、役者は過酷な現場で辛い思いをすることが多いのだけど、今回の仕事は真逆で、とっても楽に、すごく居心地よく仕事ができた」と、楽しんだ様子がうかがえた。
日本のファンへ向けては、「とにかくこの映画は超、超、超、楽しめる。娯楽という意味では最高ね! 楽しいし、サスペンスもあって怖いし、『なるほど。こうきたか』というエンディングが待っている。エンターテインメントとして上質な作品なので、男女問わず、見てもらいたい」と、太鼓判を押している。
共演は英人気ドラマ「ダウントン・アビー 貴族とメイドと相続人」のミシェル・ドッカリー、「それでも夜は明ける」でアカデミー賞助演女優賞を獲得したルピタ・ニョンゴら。「フライト・ゲーム」は9月6日から全国公開。
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