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R・ポランスキー「毛皮のヴィーナス」日本版ポスタービジュアルが到着!

2014年7月29日 10:00

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「毛皮のヴィーナス」日本版ポスタービジュアル
「毛皮のヴィーナス」日本版ポスタービジュアル
(C)2013 R.P PRODUCTIONS - MONOLITH FILMS

[映画.com ニュース] 鬼才ロマン・ポランスキー監督の最新作「毛皮のヴィーナス」の日本版ポスタービジュアルが到着した。赤地に白と黒を使ったビビッドな色彩に、メガネのレンズがハイヒールのかかとで踏みつけられているデザインで、女優と脚本家の倒錯した愛を表現している。

「マゾヒズム」の語源となったレオポルド・フォン・ザッヘル=マゾッホによる自伝的長編小説「毛皮を着たヴィーナス」を基に書かれた戯曲を、ポランスキー監督ならではのひねりの効いた演出で映画化。ポランスキー監督の妻でもあるエマニュエル・セニエ主演、国際的に活躍するフランス人俳優マチュー・アマルリックが共演し、怪しげな魅力を持つ女優ワンダとワンダに服従することに悦びを見出す脚本家のトマを演じる。舞台というワンシチュエーションで、ワンダとトマの立場が次々と入れ替わり、女優に翻ろうされていくトマの心理を、観客も疑似体験できるサスペンス風の仕上がりだ。

オーディションに遅刻してきた無名の女優ワンダは、自信家で傲慢な演出家のトマに強引にオーディションをしてほしいと懇願する。知性の欠片も感じさせないワンダだったが、演技を始めると役を深く理解し、セリフも完璧だった。ワンダを見下していたトマとワンダは、次第に立場が逆転。トマは役を超えて、ワンダに支配されることに心酔していく。

毛皮のヴィーナス」は12月からBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。

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