上白石萌音、堂々の海外デビュー!「舞妓はレディ」が上海国際映画祭で公式上映
2014年6月17日 00:25

[映画.com ニュース] 周防正行監督の最新作「舞妓はレディ」が6月16日(現地時間)、中国・上海で行われている第17回上海国際映画祭(14~22日)のコンペティション部門で公式上映され、周防監督と主演の上白石萌音が会見と舞台挨拶に臨んだ。
約800人が参加したオーディションを勝ち抜いて主演を務めあげた上白石だが、海外デビューとあって緊張の面持ち。それでも、現地報道陣が多く詰めかけるなか「舞妓さんの文化はあまり知られていないので、この映画を見てたくさんの方に知ってもらえたらと思っています」と堂々とアピールした。さらに、公式上映に立ち会い「言葉が違う国の人たちと一緒に『舞妓はレディ』を見て、私と同じシーンで笑い声があがった時に、映画は国境を越えるんだなと実感しました」と感慨深げに話した。
周防監督は、日本中国文化交流協会の常任委員を務めていることから中国文化に造詣が深く、1993年には第1回上海国際映画祭に「シコふんじゃった。」を出品している。現地での認知度も高く、458枚のチケットは完売。しかし「方言が駆使されている映画なので、外国での上映は字幕の問題などで難しいと思っていた」という。それでも、「ディテールやニュアンスなどは伝わりにくかったかもしれないけれど、世界観は伝わったのでは、と思います。というのも、お客さんと一緒に作品を見て、笑いが起きているシーンがあったので、伝わるところは伝わっていたのかなと実感しました」と手ごたえを掴んだ様子だ。
授賞式は、22日に行われる。本年度は、審査委員長を務めるコン・リー監督のもと、岩井俊二監督が審査員に名を連ねている。また、二コール・キッドマン、ヒュー・グラント、ナタリー・ポートマンら豪華な面々が出席している。
同作は、仏パリで開催されているヨーロッパ最大の日本文化・エンタテインメントの祭典「JAPAN EXPO」に参加することも決定。舞妓に憧れる主人公・春子役を演じた上白石が会場で唄と踊りを披露することになっている。
「舞妓はレディ」は、「それでもボクはやってない」「Shall we ダンス?」の周防監督が、20年前から着目していたという舞妓の世界を描いた最新作。舞妓がひとりしかいなくなってしまった京都の小さな花街を舞台に、舞妓になるという夢をかなえるため、老舗茶屋の門を叩いた少女・春子の成長を描く。9月13日から全国で公開。
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